約 5,242,787 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2591.html
ケーキ 16KB 制裁 赤ゆ 子ゆ 都会 現代 虐待人間 虐待ぬるいです 『ケーキ』 連作を書かないといけないと言う常識にとらわれてはいけません。 さなえさんにそう言われた気がしたので書きました。 まだぬるいですがよろしくお願いします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大雨の中を急いで駆けて行く、 急な雨だったので傘は持っていなかった。 「うへ~ついてない・・・・天気予報見ておけば良かったよ・・・」 ぼやいても雨は止む事は無い、雨を凌げる場所を探して走る。 ようやく公園にある便所で一息つく事が出来た。 「やみそうにないなぁ・・・どうしよう・・・・んん?」 パッチャパッチャパッチャ・・バチャーン 雨の中を黒い物が跳ねてくる。 その黒い物は、便所前にある水溜りに入って、 そのまま動かなくなってしまった。 何か声が聞こえたので近寄ってみる。 黒い物はゆっくりであった。 小麦粉で出来た体でこの大雨の中を跳ねて来たのだ、 すっかり水を吸ってしまい、 ここで身体が崩れてしまったようだ。 『お・・・い・・・・にん・・・・おち・・・』 何か言っている。 ここには僕しかいない、多分僕に言ってるのだろう。 「なんだ?」 雨に濡れないギリギリの場所から、グズグズになっているゆっくりを見た。 すでに下半身は溶けてしまっているようだ、右目も取れかかっている。 「うわぁ~汚いなぁ~こいつって確かまりさだったかな?」 別に助ける気は無かったが、雨宿りの暇つぶしのつもりで声をかけてみた。 「僕に何か用か?」 まりさは動けない体で、目線だけを向けて懇願してきた。 『おねがいです・・・・まりさはもぉゆっくりできません・・・せめて・・・・せめておちびちゃんだけでも・・・ がいゆっくりにさせてあげてください・・・』 そう言えば、まりさの帽子の中で何かが動いているのが見える。 だがゆっくりなんて物を僕は飼う気なんて無かった。 この会話もただの暇つぶしである。 嫌だと言うのは簡単だったが、まだ雨は止みそうも無い。 暇つぶしついでに、僕は鞄の中からクリアファイルを取り出し、 まりさを水溜りから掬いあげてやった。 屋根の下に置いてやると、溶ける恐怖から助かった事を喜ぶまりさ。 『ゆゅ~おにいさんありがとう・・・おちびちゃんたすかったよ。』 帽子の中から小さいまりさが出てきた。 『たすきゃったんだじぇ!まりちゃはこんにゃときょろでちんでいい、ゆっきゅりじゃないんだじぇ!』 親に反して言葉の悪い子ゆっくりであった。 「君は何でこんな雨の中を出てるんだい?死にたいのかい?」 親まりさに尋ねてみる。 すると涙ながら親まりさは語った。 もともと自分達は飼いゆっくりだったのだと言う。 しかし子供を作ってしまった事で飼い主の逆鱗に触れてしまい、 この公園に捨てられてしまったらしい。 よくある話である。 ショップ生まれで、野良経験の無かった親まりさは、 植木の間に、雨対策もないまま巣を作ったのだと言う。 この雨で番のれいむと他の子供は、溶けてしまったらしい。 『おねがいです、まりさたちをかいゆっくりに「やだよ」・・ゆ?』 「何で僕が君らを飼わないといけない訳?なんのメリットもないじゃん・・・」 『まりさは・・・おにいさんをゆっくりさせれます』 「別に僕は、君等にゆっくりさせてもらう必要なんてないよ。」 『ゆぅ・・でもおちびちゃんはとってもゆっくりできるんです。』 「ゆっくりなんて興味ないね。」 僕は即答で拒否した。 こんな潰れ饅頭を引き取るくらいなら、野良でもっと綺麗な奴もいるであろう。 ペットショップに行けば躾済みの奴だっている。 飼ってやる事情なんてどこにも存在しなかった。 それでも親まりさは引き下がらない、 『ゆゅ・・・じゃあせめて、おちびちゃんだけでもおねがいしますぅぅぅ』 「駄目だって言ってるだろ?理解できないの?所詮饅頭だもんね。」 『ちゅっきり~』 子まりさの声が後ろからする。 僕は親まりさとの会話に気を取られていて、子まりさを見ていなかった。 嫌な予感がして振り向いた。 さっき下敷きを出すのに床に置いた鞄の中で、子まりさがしーしーを垂れ流していた。 「・・・・・・・・・・・・。」 僕は言葉を失ってしまった。 この鞄の中には、今日買ってきた1日限定20組の特上スイーツが入っていたのである。 頑張って3時間も並んで購入してきたのに・・・・・ 「・・・・・・・いいよ飼ってあげるよ。」 僕は無表情のままでさっきの言葉を取り消した。 『ゆゅ!ほんとうですか、ありがとうございます。まりさたちはゆっくりしたゆっくりです。 おにいさんをゆっくりさせてあげられます。』 「ゆっくりさせてあげられます」この言葉が更に怒りに拍車をかけた。 たかが饅頭ごときに、上から物を言われる覚えなぞ無い。 『じじぃ!はやくまりちゃをゆっくちちゃちぇるんだじぇ~あみゃあみゃもよこちゅんだじぇ』 自分等の置かれている状況をまったく理解出来ていなかった。 僕は2匹を乱暴に掴み、コンビニの空き袋に突っ込む。 『きちゃないてでまりちゃにちゃわりゅにゃ!』 「うるさい!」 バッサ 『ゆ”ぎぃ!いちゃいんだじぇ!』 『ゆげぇぇ!』 何か声がしたが構う気は無い、このまま雨の中を家へと走って帰った。 家に着くなり、濡れた体を拭きもせずに物置から水槽を取り出す。 その中に2匹を放り込み蓋をした。 バサバサバサ ドチャ 『ぐえ!』 『いちゃんだじぇぇぇ!』 入れる時に、乱暴に上から袋をひっくり返したので、 親まりさの下半身は完全に潰れて、口から上だけになってしまった。 別に問題は無い、今のところ生きてはいるのだから。 そのまま放置し着替える事にした。 風呂に入って戻ってくると、水槽が騒がしかった。 『だちゅんだじぇーどりぇいははやきゅ、まりちゃをゆっきゅりちゃちぇろー』 何を勘違いしているのか、僕を奴隷扱いしている子まりさ。 こいつは親に保護されていただけあって、少し濡れた程度である。 親を乾かすのに邪魔だったので、鍋の中に入れて蓋をした。 『おしょりゃを~「ここにでも入ってろ」 きゅぴぃぃ!』 「さてどうやって乾かすかなぁ・・・・・お!」 風呂上りに、僕の髪を乾かすのに使ったドライヤーを持ってくる。 水槽の蓋に隙間を作り、そこにドライヤーを突っ込みスイッチを入れる。 ブォォォォォォォォーーーーーーーーーーー 景気よく熱風が吹き出される。 『ゆ?なにかあたたかいよ?』 気絶していた親まりさが目を覚ます。 『どぼじでうごけないのぉ~まりさのびきゃくなあんよさんが・・・・・』 今頃になって、自分の下半身が潰れている事に気が付いたようだ。 しかし・・・・こんな状態になってもまだ死なないとは、 凄まじく出鱈目な生物である。 『ゆゆゆゅ~♪あたたかいよ~』 ドライヤーは、どんどんまりさを乾かしていく、 最初は気持ち良かったらしく、鼻歌まじりに過ごしてした。 だが上から一方的に集中して熱風をあて続けると、 その箇所が乾きを超えて焼けてきだす。 『あづいぃぃ!!おにいざんあづいですぅぅう!あづぃい”ぃい”ぃい!』 「熱い?あたりまえだろ!そのように乾かしてるんだから!」 『ゆ”ゅ?どぼじでぇごんなごとを・・あづぃぃぃ!』 自分が何故こんな目に会わされているのか、理解出来ていないまりさに答えてやる。 「お前等は、僕が楽しみにしていたケーキを台無しにしやがったんだ! 大の男が、ケーキ買うのに並ぶ恥ずかしさがお前等に分かるか?」 『ぞんなごどでひどいごとを・・あづいぃぃぃ!やべでくださぃぃぃぃ!』 「そんな事だと?」 頭にきたので、髪やお帽子がチリチリになるまでしっかり乾かしてやった。 パッサパッサに乾いて、所々に焦げ目がついている。 『ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”』 親まりさは呻き声しかあげなくなっていた。 次は子まりさの番である。 鍋の蓋を開けると、まだ喚きながら暴れていた。 『くちょじじぃなにぢてちゃんだじぇ!はやきゅあみゃあみゃもっちぇくるんだじぇ!』 僕は鍋の中に油を入れてやる。 『にゃにこりぇ?にゃんだきゃゆっくちできにゃいんだじぇ・・ゆゅ?』 ツルン 油で滑って上手く動けなくなる。 そのまま弱火で火にかけた、油をひいたのは鍋にこびり付くを防ぐ為である。 『ゆゅ?にゃんだきゃあっちゃかいんだじぇ・・・ゆっくりできるんだじぇ~』 呑気な様子も直ぐに一転する。 『あ・・あ・・あじゅいぃぃぃ!きゅぴぃぃぃいぃい!』 鍋の中で子まりさは必死にもがいていた、油に滑って跳ねる事は出来ない。 僕は殺さないように火加減に注意しながら、満遍なく狐色に仕上げていく。 『ゆぴぃぴぃぴぃぴぃぴぃ』 取り出した時にはピイピイ鳴くだけの物になっていた。 それを水槽に放り込む。 『ゆ”!おちびちゃんんん!ゆっくりして~ぺ~ろぺ~ろ・・・・ どぼじでうごげないのぉぉぉぉ!』 気がついた親まりさは、子まりさを舐めてやろうと舌を懸命に伸ばすが届かない、 当然だ、そのように置いたのだから。 この日は、子まりさにオレンジジュースを少しかけてやり蓋をして放置した。 夕食を食べている時に何か喚いていたが、相手にはしなかった。 「ど~ら生きてるか?」 翌朝、水槽を覗くと親まりさはまだ寝ている。 だが子まりさは、すっかり治ったらしくまた暴れて喚いていた。 『きょのくちょどれぇい!まりちゃのぷくーをちゃれたきゅなきゃったら、 はやきゅあみゃあみゃもっちぇくるんだじぇ!』 昨日された事をもう忘れてしまったらしい、 流石は餡子脳! とりあえず子まりさを虫かごに入れる。そして炊飯器の上へ置いてスイッチを入れる。 『きゅぴいぃぃぃぃ!あちゅいぃぃぃ!』 「お~炊けてる炊けてる。」 朝食用のご飯が炊けてくるのを、子まりさの悲鳴で確認しながら身支度を整える。 全身火傷を負って痙攣を起こしている子まりさに、またオレンジジュースをかけて水槽に放り込む。 水槽前には、昨日台無しにされたケーキを見えるように置いた。 『あまあまさん・・・おながすいたよぉ~あんよさんどおしてうごかないのぉ・・・』 半身しかないお前の何処に、お腹があると言うのであろう。 朝食を食べている間、また何か親まりさが喚いていたが相手にしない、 社会人に、朝からゴミを相手にする時間なぞ無い。 そのまま放置して会社へ出かけた。 帰宅すると子まりさがケーキ目前で、水槽にへばりついていた。 涎で全身汚れていた。 『あみゃあみゃしゃんたべちゃいんだじぇ・・・』 『おにいざん、まりざにごはんさんをくださいぃぃ』 親まりさは下半身が潰れたままだったので、舌を伸ばすくらいしか出来ない。 水槽前に置いたケーキを狙ってか、ゴキブリが這い出してきた。 咄嗟にティッシュで掴む。 ポイ カサカサカサカサカサ 『ゆぎぃ!なにごれぇぇぇ!ごっじごないでぇぇぇぇ!!』 素早くゴキブリを捕まえると水槽に放りこんでやった。 悲鳴が聞こえたが相手にしない、 邪魔くさかったので、この日はそのまま放置した。 『やべでぇ・・・・ゆぎぃ・・・・』 起きてみると親まりさの呻きが聞こえた。 水槽をみると、ゴキブリに半分溶けて潰れた右目を齧られていた。 まぁ問題ない。 しかし雑食で草や虫も食べるくせに、子まりさはゴキブリを狩ろうとはしなかった。 てっきり朝には子まりさに、食べられているものだと思っていた。 それが逆にゆっくりが食べられるとは・・・・ 飼いゆっくりは人の食物でなれ過ぎて、草や虫を好まなっているようである。 「そろそろ何かやらないといけないな・・・あぁそうだ!ゴミでいいや。」 急ぐので、水槽に生ゴミを放り込んでそのまま出社した。 帰宅すると生ゴミもゴキブリも無くなっていた。 親まりさの口に足がついていたので、顔を這ってきた所をなんとか食べたようだ。 餓えれば贅沢を言っている暇もないのであろう。 生ゴミの方は子まりさが食べたらしく、パンパンに膨れていた。 『おしょらを~・・・まりちゃにきちゃないてでちゃわるん・・・・ぐぎぎぎぎぎ!』 子まりさのあにゃるに瞬間接着剤で蓋をしてやる。 水槽前に置いたケーキが、変な臭いを放ち出していた。 それを親まりさにぶつけてやった。 「ほら、君等の好きなあまあまだ!感謝してね!」 ブチャ 『ゆぶぶぶぶ!ひどいよ・・ゆゅ?あまいよ?あまあまさんだね。 ありがとうおにいさん。ゆっくりむ~しゃむ~しゃするよ。ゆゆゆぅしあわせ~』 これまでの仕打ちをケーキで忘れてしまったようである。 『ゆゅ?まりちゃも、あみゃあみゃしゃんたべたいんだじぇ』 当然ながら子まりさもかぶりついてくる。 『うみぇ!こりぇうみゅ!めっちゃうみぇえ!』 必死に食べる子まりさ。 親まりさは体に付着したケーキを、必死に舐めとっている。 『ぺ~ろぺ~ろ・・・ぎぃ!いだだだだい!』 親まりさは突如、猛烈な痛みに襲われる。 子まりさが親まりさごとケーキを齧っているのだ。 『いだぃぃぃぃ!やべでぇぇおちびちゃん!まりざをたべないでぇぇぇ!』 悲鳴を上げて子まりさに止めるようにと叫ぶ、 『なにいっちぇるの?まりちゃのしゅ~ぱ~むちゃむちゃたいむをじゃみゃすりゅにゃ! まりちゃをゆっくちさせにゃいくじゅなおやはちぬんだじぇ!』 子まりさは、一考に聞き入れる様子は無かった。 『やべでぇぇ・・・ぐぎぃぃ・・・ぎ・・・・ぎ・・・・』 親まりさは、生きたまま子まりさに身体を食べられていった。 その様子を見ていると食欲が無くなったので、この日はそのまま就寝した。 『ぴ・・・ぴ・・・いちゃい・・・たちゅけるんだじぇ・・・ぴ・・ぴ・・・』 朝起きると子まりさは、来た時の3倍にまで膨れていた。 昨日あにゃるを塞いだ状態で、ケーキを親ごとたらふく食べたようである。 うんうんをしようにも穴は塞がれている。 出す事の出来ない苦しみを、昨夜からずっと味わっていたようだ。 『お・・ちびちゃん・・・ぺ・・ろ・・ぺ~ろしてあげるよ・・・』 昨日、自分の子供に食べられたと言うのに、まだ子まりさの心配をする。 舐めてやろうにも身体を動かす事は出来ない、 ただ舌を伸ばしているだけだった。 このまま放置して出社する。 帰宅すると水槽内に黒い団子が出来ていた。 子まりさの屍骸のようだ。 口から餡子を出せば助かったかもしれないのに、そのまま苦しんで死んだようだ。 もう少し楽しませて欲しかった・・・・・・ こんな事なら今朝潰しておけば良かった。 『どおしておちびちゃんをたすけてくれないかったのぉ!まりさはなんどもたすけてってよんだのに・・・』 親まりさは、僕が仕事している間ずっと助けを呼んでいたらしい、 子まりさが死ぬまでずっと叫ぶとは、ご苦労な事である。 「知らないよ、なんで僕が君等を助けないといけないの? 馬鹿じゃない?っていうか馬鹿だもんな。」 『まりさは、ばかじゃ・・ぐもん”ん”ん”ん”・・』 そう言い放つと、黒い団子となった子まりさを親まりさの口に突っ込んで、 そのままガムテープで蓋をしてやった。 『ん”ん”ん”ん”ん”』 何か呻いているが、相手にせず夕食を取り明日に備える。 明日は有給をとってある。 朝起きて水槽を覗き込むと親まりさは、呑気に寝ていた。 バリ 口を塞いでいたガムテープを乱暴に剥がす。 子まりさは食べてしまったようだ。 『ゆぎぃ!おにいさんいたいよ!まりさはゆっくりできないよ!』 昨日の事もすっかり忘れてしまった様子である。 「おい、子まりさはどうした?」 忘れているなら思い出させやろうと尋ねてみる。 『ゆゅ?そういえばおちびちゃんがいないよ・・・・・』 「そうか・・・・で昨日のあまあまは美味しかったかい?」 『ゆゅ~ゆっくりできたよ。』 「そうかゆっくり出来たか、おいまりさ!口元にゴミがついてるよ。」 『それはゆっくりできないよ・・ん~~~~ん?』 親まりさは口元についたゴミを舌で舐め取る。 そして気が付いた。 『ど・・・どうして・・・おちびちゃんのおぼうしがまりさについてるの? ゆ・・・・ゆゅ・・・・』 疑問に感じた所に駄目押しの一声 「まりさの子供は美味しくてゆっくりできたんだよね? 親をゆっくりさせられるなんて親孝行な子供だよね。」 『・・・・・・・・ゆゅ!ごべんねぇ・・・おちびちゃん・・・ごべんねぇ・・・・』 思い出したようである。 『じねぇ!おちびちゃんをゆっくりさせたげすはじねぇ!』 「死ねって食べたのは君じゃないか?」 『それはじじぃがまりざのおくちに・・・・・』 「でも食べたのは君だろう?さっきゆっくり出来たって言ってたじゃないか。」 『ゆぎぎぎぃ・・でもじじいはじねぇ!じねぇ!』 下半身は潰れているので、ただ喚く事しか出来ない。 その様子をみながら親まりさをどうするか思案する。 とりあえず五月蝿いのでガムテープで塞いだ。 持ち上げてみると底が平らに変形して、餡子がむき出しになっていた。 「うわぁ・・・・気持ち悪い・・・・もういいや。」 倉庫からテニスのラケットを取り出し、親まりさを袋に詰めて公園へ向かった。 『ゆゅ?まりさをおうちにかえしてくれるんだね。』 この饅頭は、何を勘違いしているのだろう。 仮にこの状態で逃がしてやっても、動けない饅頭が生きていける訳が無いであろうに・・・・ 勘違いしている親まりさを、公園の池まで持ってくる。 そしてラケットの上に親まりさを乗せると、水面スレスレになるように置いた。 『ゆゅ?おにいさんつめたいよ?まりさをゆっくりさせて・・・・ぎぃ!』 バシャバシャバシャ 親まりさの下から水しぶきが立ち上がる。 池の鯉が親まりさを食べようとしているのだ、 『やべでぇ!いやだぁぁまりさはまだしにだくなぁぁぁい!あんこさんをたべないでぇぇぇ!!!』 ラケットの網越しなので、一気に食べられる事は無いが、 鯉が網を突付く度に、餡子は池に落ちていった。 そして食べられた分だけ親まりさは下がっていく、 『ごべんなざいぃあやばりまずからたづげてくださいぃぃぃ!』 まりさは訳も分からず謝る。 ゆっくりの謝罪は鳴き声と同じだ、自分が何をしたのか理解する能力は無い。 「君は僕に何かしたかい?」 『まりざなにもわるいごどじてないぃぃぃぃ!』 この間も確実に餡子は、食べられて下がっていく。 「だろうね。」 『じゃあぁまりざをだづげろぉぉぉ!!』 「何で?助けないといけないの?馬鹿なの?死ぬの?って言うか死ね!」 『いいがらぁぁば・・・ぎ・・が・・・ぐぃ・・ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”・・』 中枢餡を食べられてしまったようだ。 早かったが、最初から半身しか無かったのでしかたないだろう。 残りは、公園設置のゆっくり専用処理箱に放り込んだ。 「さ~て限定スイーツを今度こそ食べるぞ!」 僕は公園を後にして、また3時間は並ぶであろうケーキを買いに行くのであった。 終わり 「申し訳ございません・・・限定スイーツは前のかたで完売となりました・・・」 「どぼじでぞんなごというのぉぉぉぉ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 僕の書くゆ虐はどうしてもぬるくなってしまいます。 もっとヒャッハーな物が出来れば良いのですが・・・・・ 誤字・脱字等あれば勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5 ふたば系ゆっくりいじめ 1215 まりさとリボン ふたば系ゆっくりいじめ 1219 まりさと春 ふたば系ゆっくりいじめ 1228 ゆっくり種6 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る くそゆざまあwwwケーキなら私があげるよお兄さん(笑) -- 2016-08-27 12 35 29 ↓↓↓だから売ってなかったのかwゆげっぷぅとかうぜぇww -- 2016-01-10 15 29 23 まりさざまぁwww -- 2016-01-10 15 27 59 ゲスゆざまあ(@゚▽゚@)メシウマwwww -- 2014-10-10 20 28 53 すまない、その最後のスイーツは俺の お腹の中にはいったんや、ゆげっぷぅ・・ -- 2012-09-03 22 27 41 じわじわゆっくりと魚のエサにするとは! いいアイデアですね。 -- 2011-01-01 03 27 57 オチがいいね -- 2010-11-02 19 17 07 げすにどうじょうはできないんだねー。わかるよー。 -- 2010-07-14 00 19 51
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/230.html
※ゲスれいむいじめ 母性3 「ゆ~ゆ~ゆゆゆ~ゆゆゆっゆ~ゆ~♪」 今日も、れいむを囲んで赤ゆっくりたちが合唱している。 俺には音程もリズムもなにもないただのうめき声にしか聞こえないが、ゆっくり達は楽しそうだ。 「ゆっぷ……ゆげぇ…………ぺーろ、ぺーろ……」 一方、父親のまりさのほうは妻と子供から離れて辺りのうんうんを掃除している。 母親と子供たちが辺り構わずまき散らす糞尿の掃除に、まりさは日々追われていた。 糞まみれになって這いずる父親に、他の家族は近づこうともしない。 五匹の子供が生まれて七匹家族になったゆっくり達。 その子育ては、明確な役割分担がれいむの独断によって線引きされていた。 母親れいむの仕事は、以下の通り。 子供に歌を歌うこと、子供に歌を教えること、子供にお話を聞かせること、 子供を寝かしつけること、子供と一緒に遊ぶこと、子供にすーりすーりすること、子供をぺーろぺーろすること、 子供が泣いたらあやすこと、子供に挨拶などの知識を教えること、子供を見ていること、子供と一緒にいること、などなど。 父親まりさの仕事は以下の通り。 狩りに行って足りない分の食事を取ってくること、そして家族のうんうんを食べて処理すること。 「れいむはおちびちゃんたちのためにいっぱいいっぱいおしごとをしてるんだよっ!! だからいっぱいいっぱいたべなきゃいけないんだよ!! まりさはかりとおそうじしかできないくせにいちにんまえにごはんさんたべようなんておこがましいとおもわないのおぉぉ!!?」 れいむに言わせればそういう事になるらしい。 そういった理屈のもと、れいむは毎日赤ゆっくり達に囲まれて歌い団欒し笑いさざめき、 まりさの方は日がな一日うんうん掃除に追われ、狩りに行っては全身を痣だらけにしていた。 赤ゆっくりが生まれたのを機に、俺が朝晩与える餌はゆっくりの数に合わせて増やしてあった。 しかしどれだけ餌を与えても、まりさがどれだけ盗んできても、まりさの食事が取り分けられることはなく、 赤ゆっくり達が満腹してからの余剰分はすべて母親れいむの腹に収まった。 一切食事を分けていないはずのまりさが生き続けていることにれいむは疑問さえ抱いていないようで、 「まりさがちゃんとはたらけばいいだけだよっ!!はたらいてからすきなだけたべてね!!」の一点張りだった。 結局まりさの食事は、狩りでゆっくりフードを見つけてから、 俺に見つかるまでに必死にかきこむ形で摂られていた。 さて、子供は残酷である。 最初の頃こそ、赤ゆっくり達は父親が母親に怒鳴られるたびに父親を心配してかばう様子を見せていたが、 毎日痛む体を引きずってベランダを這い回り、掃除で全身をうんうんまみれにして悪臭を放つ父親に対して、 少しずつ敬遠し、距離を置くようになっていった。 それどころか、母親の尻馬に乗って父親を罵倒しはじめた。 「なまけもにょのおちょーしゃんはゆっくちできないにぇっ!!」 「うんうんおちょーしゃん、くちゃいくちゃい~♪」 元来、ゆっくりという生物には弱いもの苛めが大好きという特徴があり、 自分より弱い生き物や飾りを失ったゆっくりに対して強い嗜虐性を見せる。 日々虐げられる、母親より小さな父親の姿が、娯楽の少ないゆっくりの嗜虐性を刺激したのだろう。 とはいえ、個体差は見受けられた。 別に生まれた順番を数えたわけではないから俺には不明瞭だが、 五匹の赤ゆっくりのうち、どうやら長女はれいむ種、末っ子はまりさ種らしい。 父親を罵倒する赤ゆっくり達の中で、長女れいむは父親を罵るのに気乗り薄らしく、 姉妹達が父親を罵るたびに、初めのころは諫めていた。 「おちょーしゃんをばきゃにしちゃだめだよっ!!ゆっくちできにゃいよ!!」 そう言われた姉妹は身をすくませて反省するふうだったが、 そのたびに母親のれいむが強い語調で打ち消すのだった。 「ゆっ、れいむはやさしいね!!でもいいんだよ!! おとうさんがなまけものなのがわるいんだよ!!だめなおとうさんなんかかばわなくてもいいんだからねっ!!」 姉よりも母親の言う事を聞くのは至極当然である。 母親のお墨付きを受けて姉妹たちはますます調子に乗り、父親を言葉を極めて罵った。 長女れいむは母親の機嫌を損ねることを怖れ、今ではそれを止められずにいるようだった。 しかし、自分自身が父親への罵倒に参加することまではしなかった。 末っ子まりさは最初から父親にべったりだった。 どれだけ母親や姉妹たちが罵っても、父親を慕うのをやめようとしなかった。 「おきゃーしゃんもおにぇーちゃんもやめちぇぇぇ!! にゃんでおちょーしゃんをいじめりゅのおぉぉ!!?ゆっくちできにゃいよおおおぉぉ!!」 家族が父親を罵るたびに、末っ子まりさは泣き喚いた。 そのたびに長女れいむ以外の姉たちや母親に説教されるのだが、 長女れいむと違い、どれだけ説得されても父親への罵倒を看過しようとはしなかった。 父親が母親れいむに体当たりされ、罵られるたびに、末っ子まりさはそのへんをぴょんぴょん跳ねまわって泣き喚いたが、 今ではほとんど無視されていた。 しかし、毎日ベランダの隅に追いやられて排泄物を舐めるまりさにとって、 末っ子まりさのその叫びはいかほどの励みだったろう。 これほど虐げられていながら文句ひとつ言わず耐え忍ぶまりさの動機が、俺にはわかるような気がした。 子供が生まれて数日が経ったころ、どうも雲行きが怪しくなってきた。 「なまけもにょのおちょーしゃんをかばうまりしゃはゆっくちできにゃいよっ!!」 「しょんなにおちょーしゃんがしゅきにゃらいっしょにうんうんなめてにぇ!!」 長女れいむ以外の赤ゆっくり達が、末っ子まりさをいじめるようになってきた。 体当たりをしたり、罵ったり、軽く噛みついたり。 餌皿に向かうとき、ケージに向かうとき、移動中に姉が末っ子まりさにわざと強くぶつかって転がす。 そんな嫌がらせが目立ってきた。 「ゆびゃああぁぁ!!おにぇーしゃんがいじわりゅしゅるううぅぅ!!」 「ゆゆぅぅ!!やめちぇね!!いもうちょをいじめちゃだみぇだよおぉ!!」 長女れいむがそのたびに末っ子まりさを庇うのだが、姉妹たちは素知らぬ顔。 問題は、母親であるあのれいむが、同じく素知らぬ顔をしていることだった。 さすがにいじめを推奨するような言動はしないが、 あの末っ子に対する姉妹のいじめを、明らかに見て見ぬふりをしていた。 おかしい。 赤ゆっくり達が、母親と頬をこすり合わせて声をあげている。 「おきゃーしゃん、しゅーりしゅーり♪」 「ゆふふ、れいむのほっぺはゆっくりしてるね!すーり、すーり!!」 「しゅーり、しゅーり、しあわちぇー☆」 「すーり、すーり、しあわせー☆」 「ゆーん!しゅーり、しゅーり、しあわちぇー♪」 「…………」 「ゆぅ…………?」 頬をこすりつけられるたびにれいむは子供たちにすりすりを返していたが、 末っ子まりさのすりすりには返事を返さなかった。 「おきゃーしゃん!!おきゃーしゃん!!しゅーりしゅーりちてねぇぇ!!」 「れいむはかわいいね!すーり、すーり☆」 「まりしゃをむちちにゃいでよおぉぉ!!ゆわああぁぁん!!」 「ゆはぁ…………ゆっ、きづかなかったよ!ごめんね!ほら、すーりすーり!!」 「ゆーん、しゅーり、しゅーり!!」 明らかに溜息をついてから、れいむは申し訳程度のすりすりを末っ子まりさにしてやる。 末っ子まりさは無邪気に喜んでいたが、はたから見ていれば違和感は明らかだった。 「ゆ~ゆ~ゆぅゆ~♪ゆっゆ~……」 「やめてねっ!ぜんぜんゆっくりしてないよ!! なんでこんなかんたんなおうたがうたえないのおぉ!?」 「ゆぅぅぅ………」 れいむが末っ子まりさを怒鳴りつけていた。 毎日の日課、歌唱の時間。 母親のれいむが歌を歌い、子供たちがそれを教わる。 しかし今日、れいむは初めて子供を叱りつけた。 「もういっかいうたってみてねっ!!」 「ゆ……ゆ~ゆ~ゆっゆ~♪ゆゆゆゆゆ~~」 「ゆっくりできないよっ!へたくそ!! こんなにおうたがへたなんて、ほんとうにれいむのこどもなのおおぉ!?」 「ゆぅぅう!!まりしゃはおきゃーしゃんのこどみょだよおぉぉ!!ゆわぁぁ!!」 「なかないでねっ!!うっとうしいよ!! おうたのうたえないまりさはきょうのむーしゃむーしゃはぬきだよっ!!」 「ゆわあああぁぁ!!ゆわああああぁぁん!!!」 そんな光景を、長女以外の姉妹はにやにやと眺めていた。 末っ子まりさが難詰されるのは歌のときだけではなかった。 「そんなところにねてちゃおねえちゃんのじゃまでしょっ!!」 「なにぼーっとしてるのぉ!?おうちにはいるよ!!さっさとうごいてねっ!!」 「ゆっくちじゃないよ!!ゆっくりしていってね!!なんであいさつひとつまんぞくにできないのぉぉぉ!?」 「いいかげんになきやんでねっ!!おかあさんはおまえだけにかまってられないんだよぉ!!」 もはや明確だった。 このれいむは、教育にかこつけて末っ子まりさをいじめている。 何やかやと理由をつけては、末っ子まりさばかりを怒鳴りつけていた。 母親に怒鳴られるたび、甘ったれた末っ子まりさは大声で泣きわめく。 母親がそっぽを向いた後、そんな末っ子まりさを長女れいむだけが慰めていた。 「ゆっくりなきやんでね………こわかったね……ぺーろぺーろ……」 「ゆぐっ、ゆひぃっ………ゆえええぇぇん…………ゆえええええぇぇぇぇぇん………」 長女れいむが新たにいじめの対象になるまでに時間はかからなかった。 「なんでこんなおうたもうたえないのおぉぉ!?いちばんおねえちゃんでしょおおぉ!!」 「さっさとおふとんをひいてねっ!!おねえちゃんがそっせんしてうごくんだよっ!!」 「いつまでねてるのっ!!まりさっ!!おねえちゃんたちのあんよをひっぱらないでねええ!!」 「ほかのこはちゃんとできてるよっ!!おまえたちはなんなのぉ!?おかあさんへのいやがらせなのおおぉ!!?」 長女れいむと末っ子まりさの二匹が、狙い撃ちでいじめられていた。 何かしようとするたびに怒鳴られて邪魔され、結局何もできないという体だ。 そのぶんゆっくりできる他の赤ゆっくり三匹は、呑気ににやにやして母親の蔭から二匹を罵倒している。 二匹の赤ゆっくりは、なにかと難癖をつけられては食事を削られ、寝る場所を制限され、スキンシップを後回しにされ、 何につけても冷遇されるようになっていった。 泣きじゃくる二匹に味方する者は誰もいなかった。 そんな日々が続き、今日も二匹は食事を抜かされていた。 まりさが狩ってきた食事を、家族でむしゃむしゃ食べるれいむ達。 そこからやや離れた地点で、長女れいむと末っ子まりさは身を寄せあっていた。 ゆぐゆぐ泣きじゃくり、お腹が空いたとむずかる末っ子まりさを、 長女れいむが、自分だって泣きたいだろうに笑ってぺろぺろ舐めて慰めていた。 俺はそんな光景を、苦々しい思いで眺めていた。 こうなったか。 やはりこうなってしまうのか。 俺が見たかったものは、もうちょっと面白いものだったのだが。 母親たちから離れて身を寄せ合う二匹の赤ゆっくりの傍に、おずおずと近づく影があった。 「ぺーろぺーろしてあげるよ……ゆっくりしていってね」 父親のまりさだ。 このまりさが喋るのを聞いたのは何日ぶりだろうか。 全身にへばりつくうんうんを苦労して舐め取り、父親は我が子の元に身を擦り寄せていた。 舐め取ったとはいえゆっくりのやることで、汚れた身体の悪臭は隠しようもないだろう。 それでも父親に慰められた二匹の赤ゆっくりの表情はぱあっと明るくなり、一心に父親に頬を擦り寄せた。 「ゆううううう!!おちょーしゃん!!おちょーしゃああああん!!!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!ゆっくち!!ゆっくちいいいい!!!」 「ゆゆーん……おちびちゃんたちはとってもゆっくりしてるよ……ゆっくりなかないでね」 「ゆわあああああぁん!!きょわかっちゃよ!!おにゃかしゅいちゃよおおおぉぉ!!」 お腹がすいたと泣く末っ子まりさの口に、まりさは自分の口を寄せると小声で囁いた。 「おちびちゃん……ゆっくりむーしゃむーしゃしてね!」 そう言い、まりさは口の隙間からゆっくりフードを押し出して子供の口になすりつけた。 狩りのとき、口の中に隠して取っておいたものだろう。 「ゆっ!!むーちゃ、むーちゃ……ちあわちぇええええ!!!」 「れいむもゆっくりむーしゃむーしゃしようね!」 「おちょーしゃん、ありがちょおおぉぉ!!」 赤ゆっくりの「しあわせー!!」の唱和は抑えられるものではなく、 それらは離れていたれいむの耳にも届いてしまった。 れいむは顔をしかめ、まりさ達の元に駆け寄って怒鳴った。 「なにをむーしゃむーしゃしてるのっ!!おかあさんにみせてね!!!」 「ゆゆゆっ!!」 しかし、まりさも赤ゆっくり達も口にゆっくりフードをこびりつかせながらそっぽを向いてしらを切った。 「まりちゃはにゃにもたべちぇにゃいよっ!!」 「れいみゅもたべちぇにゃいよ!!」 「ゆがあああぁぁ!!!おかあさんにうそをつかないでねえええぇぇ!!!」 れいむはたちまちのうちに癇癪をおこしてぼんぼん跳ね出した。 そうして赤れいむと赤まりさに駆け寄り、子供たちに体当たりをした。 「ゆびゃぁっ!!」 「ゆぎぃ!!」 「おかあさんになんでうそをつくのおおぉぉ!!? なんでおかあさんのいうことがきけないのおぉぉ!!!いうことをきかないとゆっくりできないでしょおぉぉ!!!」 成体でもかなり大きいほうのれいむに体当たりをされた二匹の赤ゆっくりは、 痛みのあまりに床に転がって震え、少量の餡子を吐き出していた。 なおも赤ゆっくりに体当たりをしようとするれいむの前に、まりさが立ちはだかった。 「ゆっ!?どいてねっ!!どけえええぇぇ!!!」 「まりさのおちびちゃんをいじめないでねっ!!!」 いまや自分の倍近くはあろうかという妻に向かって、まりさは健気に声を張り上げていた。 「ゆがぁぁ!!うんうんまみれのやくたたずまりさが、れいむのしつけのじゃまをしないでねぇぇ!!」 「おちびちゃんをいじめるれいむはゆっくりできないよ!! まりさはずっとみてたよっ!!れいむのやってることはしつけじゃないよ!!いじめだよ!!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおぉぉっ!!? れいむはおちびちゃんのために!!まいにちまいにちがんばってこそだてしてるんだよぉ!! おうたをおしえてあげて!!あいさつもおしえてあげて!!すーりすーりしてあげてええぇ!! れいむだってあそびたいのに、がまんしておちびちゃんたちをずっとかまってるんだよ!! こんないうこともきけないゆっくりできないちびどもだって、がんばってめんどうみてるんだよおぉぉ!!」 「みてないでしょおぉぉ!!? おちびちゃんはたくさんたべなきゃいけないっていったのはれいむだよっ!! それなのに、なんでこのれいむとまりさはおなかをすかせてるのぉ!?」 「おしおきなんだからしょうがないでしょおおぉぉぉ!!?やくたたずのくせにくちをはさむなぁぁ!!」 「もういいよっ!! ゆっくりできないちびどもなんていうなら、このこたちはめんどうみなくていいよ!! このれいむとまりさはまりさがそだてるよっ!!それならいいでしょ!?」 「やくたたずのまりさにこそだてなんてできるわけないでしょおおおぉぉ!!!」 「ゆーん!!まりちゃ、おちょーしゃんがいいよっ!!」 末っ子まりさが伸びをして叫んでいた。 目をきらきらさせながら、痛む体に鞭打って父親のもとに這い寄り、うんうんのこびりついた頬にすーりすーりをする。 「ゆゆぅ~ん☆きゃわいいまりちゃをゆっくちそだててにぇ!!」 長女れいむの方も、母親を気にしてか末っ子まりさのように声をあげることはしなかったが、 父親のまりさの陰に隠れるようにしてすーりすーりをしはじめた。 「まりさのおちびちゃんたち…………!!」 感涙し、二匹の子供たちに舌を伸ばしてぺーろぺーろをするまりさ。 面白くないのはれいむだった。 顔を真赤にして、涎をまき散らしながら地団太を踏んで怒鳴り散らす。 「ゆがああああああぁぁぁーーーーーーーーっ!!!! ぞんなうんうんまみれのぐぞまりざがおがあざんよりいいっでいうのおおおおぉぉお!!? ぞんなにおがあざんがぎらいなのっ!!?おがあざんがわるいのっ!!? おがあざんはごんなにがんばっでるのに!!がまんじでめんどうみでやっでだのに!! おばえだぢなんが!!おばえだぢなんがああああああーーーーっ!!!!」 「ゆぎゃあっ!!!」 激昂したれいむが、まりさを突き飛ばしていた。 激しく床に突き倒されたまりさの下敷きになり、長女れいむと末っ子まりさが悶える。 「ゆぎゅぅぅ!!くるちぃいい!!」 「ゆぶぶぶぶぶぶ!!」 「ゆ、ゆゆっ!!おちびちゃんたちごめんねぇえ!!」 まりさが急いで起き上がり、自分のダメージも顧みずに子供たちの心配をする。 「ゆゆーん、れいみゅはだいじょうびゅだよ!!おちょーしゃんこそだいじょうびゅっ?!」 「おちょーしゃあぁん!!」 「おとうさんはだいじょうぶだよっ!!ゆっくりしていってね!!」 「ゆぅぎいいいいいぃぃぃぃ!!!」 互いにかばい合う三匹を前にして、完全に蚊帳の外になった形のれいむは、 ますます激昂して叫び、子供を狙って飛び上がった。 「おかあさんのいうことをきかないげすはゆっくりしね!!!」 「ゆっぐりやめでねっ!!」 父親まりさが子供をかばい、母親の体当たりを受けた。 口の周りを涎まみれにさせて叫び散らしながら、れいむは夫に向かって気がふれたように体当たりを繰り返す。 「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!! なまけもののげすまりさはゆっくりしね!!こそだてをじゃまするくそまりさはゆっくりしね!! れいむをたいせつにしないげすまりさはゆっくりしね!!うんうんくさいくそまりさはゆっくりしね!! みんなみんなおまえのせいだよっ!!おちびちゃんたちはおまえのまねをしてげすになったんだよぉ!!! れいむはわるくないよ!!れいむのせいじゃないよっ!!れいむをいじめるげすまりさはゆっくりしねえぇぇ!!!」 「ゆぐっ!!ゆぎっ!!ゆぶっ!!ぶっ!!ぎゅ!!ゆっ!!ばぁ!!」 ベランダの柵に押し付けられ、自分よりはるかに大きな妻に何度も何度ものしかかられたまりさは、 全身を痣だらけにして間欠的に何度も餡子を吐いていた。 「やべでぇぇぇ!!おちょーしゃんをいじめにゃいでぇぇぇ!!!」 末っ子まりさが泣き叫んで母親にすがりついていた。 「げすちびはゆっくりだまっててねっ!!!」 しかし、れいむが手加減なしの体当たりで末っ子まりさを突き飛ばす。 「これはいじめじゃないよっ!!おしおきだよ!!せいさいなんだよおぉぉ!! なんでぇぇ!?なんでみんなれいむばっかりいじめるのおおおぉぉ!! おまえたちがいうことをきかないのがわるいんでしょおおぉぉ!! おかあさんをゆっくりさせないげすちびはせいさいするよ!! ゆっくりあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!あやまれえぇぇ!!!」 怒りの矛先は末っ子まりさに向けられ、いまやれいむはそちらの方へにじり寄っていた。 恐怖のあまりにおそろしーしーを漏らして泣き叫ぶ末っ子まりさ。 「ゆびゃああああぁぁ!!ゆびゃあああああーーーーっ!!!きょわいよおぉぉ!!!おちょーしゃんたしゅけちぇえええ!!!」 「ゆ………ゆ………ばりざ……ばりざの、おぢびぢゃ………やべでね……やべ………」 まりさは必死に立ち上がろうとするが、外傷がひどくて身動きがとれないようだった。 「おちょーしゃああん!!おちょーしゃああああんんんん!!!」 「なまけもののまりさはかんけいないでしょおおおおぉぉ!!? なんでおかあさんじゃないのっ!!おまえがゆっくりしてさえいればいくらでもおかあさんがかわいがるんだよぉ!!!」 「ゆっくちちにぇ!!」 「ゆっ?」 一瞬、世界が止まった。 今しも末っ子まりさを潰すべく飛びかかろうとしていたれいむの頬に、長女れいむが噛みついていた。 赤ゆっくりの咬合力では成体れいむの頬に傷をつけることはかなわなかったが、 それでも懸命に歯を噛み合わせている。 「………なにしてるの?」 「いもーちょをいじめりゅおきゃーしゃんはゆっくちできにゃいよ!! まりちゃ、しんじゃうよっ!!まりちゃをころしゅおきゃーしゃんはゆっくちちにぇえ!!」 その瞬間、長女れいむは壁に叩きつけられていた。 れいむが勢いよく頬をひねり、遠心力ではじき飛ばしたのだった。 餡子を吐いて震える長女れいむに向かって、れいむは般若のような表情でゆっくりとにじり寄った。 「…………おかあさんにむかって、しねなんていうげすちびはゆっくりできないね」 「ゆげっ!!ゆほっ!!げほっ!!」 「せいさいするよっ!!!」 そう叫び、れいむは長女れいむの上にのしかかった。 「ゆぎゅぷううううぅぅぅぅぅ!!!!」 「おかあさんにあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!」 謝罪を要求しながら、れいむは容赦なく長女れいむの後頭部に体重をかけ、押し潰すように身をよじった。 長女れいむの全身の餡子が前面に寄り、顔がぱんぱんに膨れ上がっていく。 眼球が飛び出さんばかりにせり出し、必死にすぼめている口からひっきりなしに餡子を漏らしていた。 「ゆびゅううぅぅ!!ぎゅうううううう!!ぶびゅびゅびゅうううぅ!!」 「やべじぇえええええ!!おにぇーじゃんがゆっぐぢでぎにゃぐなっぢゃうううううぅぅ!! おにぇーじゃん!!おにぇーじゃん!!れいみゅおねーじゃああああんん!!!」 「やべでねっ……!やべで………でいぶ………おでが………!! おぢびじゃっ………ばりざの………でいびゅっ………!!」 末っ子まりさが泣き叫びながら母親に体当たりをし、父親が這いずりながら懇願するが、 れいむは家族の制止も全く耳に入らぬ様子で、ひたすら喉も枯れよと叫び、身をよじり続けていた。 「ゆっくりあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!ゆっくりあやまってね!!」 あやまれ!!あやまれ!!あやまれ!!あやまれえええええぇぇぇぇ!!!!」 長女れいむは死んだ。 断末魔を漏らすこともできぬまま、顔面を破裂させ、全身を母親に押しつぶされて永遠にゆっくりした。 「ゆふー☆つまんないいじをはるからだよっ!! おかあさんはころすつもりなんかなかったけど、れいむがあやまらないのがわるいんだからねっ!! これはじこだよ!!おかあさんをゆっくりさせないげすはゆっくりしんでねっ!!」 全く悪びれずに顎をそらすれいむ。 まりさと末っ子まりさは、地面に這いつくばりながら長女れいむの亡骸にすがりついて悲嘆に呻いた。 「ゆ゛あ゛………あ゛………あ゛…………… おぢびぢゃ………おぢび…………ばりざの、ゆっぐじじだ………おぢびじゃ……ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「おにぇーじゃん!!おにぇーじゃん!!ゆっぐじ!!ゆっぐじじでぇぇぇ!! ゆわあああああん!!ゆびゃあああああああーーーーーっ!!おにぇーじゃんがずっどゆっぐぢじじゃっだあああぁぁ!!」 「うるさいよっ!!びーびーなかないでねっ!! わるいのはげすちびなんだからね!!こんなげすちびはしんでとうぜんだったんだよっ!!ふかこうりょくだよ!! まりさはないてないでさっさとかりにいってきてねっ!! おちびちゃんはおうちにもどってね!!おしおきはおわりだよっ!! ゆかさんがよごれちゃったから、きょうはとくべつにおかあさんがおそうじをしてあげるよ!!」 そう言いながら、れいむは今しがた潰れた我が子の亡骸をちらちらと横目で見ていた。 食べようとしているのはすぐにわかった。 ゆっくりの甘味を知っているこのれいむは、自ら殺した子に舌鼓を打とうというつもりらしい。 しかし、誰も動かなかった。 まりさと末っ子まりさは長女れいむの亡骸にすがりつき、 遠巻きに眺めていた他の三匹の子供たちも、れいむをじっと見つめて動かなかった。 「ゆゆっ!?なにしてるのぉ!?ちゃっちゃとうごいてねええぇ!!」 口から涎を垂らしながら叫び、ばんばん跳ねるれいむ。しかし誰も答えない。 れいむは再び癇癪を起こした。 「ゆがああああぁぁ!!なんなのそのめはあああああぁぁぁ!!! なにふてくされてるのおおおおぉぉっ!!? れいむはわるくないんだよっ!!わるいのはみんなげすちびだよ!! れいむはゆっくりとしてとうぜんのことをしただけだよっ!! なんでみんなおかあさんをいじめるのおおおおおお!!? めんどうなことはみんなおかあさんにおしつけてっ!!わるいことはみんなおかあさんのせいにしてぇ!! どいつもこいつもゆっくりできないげすだよっ!!!せいさいしてやるよぉぉ!!」 俺は、そこでようやく、遅ればせながら結論を出さざるをえなかった。 冒頭の注意書きをご確認のうえ読み進められてきた読者諸兄には最初から自明であったことと思うが、 一介の登場人物にすぎぬ俺は、これほど明確な証拠を見せつけられてようやく認識を固めるに至った次第だ。 こいつはゲスだ。 後編へ? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2990.html
虐待描写無し 最近一人で虐待していると色々と手間がかかって面倒な事が多くなってきた。 だからと言って他の虐待お兄さんと共同で虐待しては互いの虐待方針などの関係で結局旨味が減ってしまう。 普通の人間はそもそも虐待なんぞに興味を示さない。 動物は意思疎通の関係で問題外。 そういう訳で俺はゆっくりを虐待の相棒として迎え入れることにした。 ゆっくり達は自分がゆっくりである以上、ゆっくりの限界などを知っているからだ。 ついでに意思疎通も動物より出来て、口で使える範囲であれば道具も使えるという点もプラス評価だ。 という訳で俺は虐待のパートナーを手に入れるために森へと入っていくのであった。 「ざぐやー!ざぐやー!!」 「うー!ゆっくりしね!!しね!!しね!しね!しね!」 最初に出会ったのはれみりゃ(身体付き)とふらん(身体付き)だ。 2匹とも捕食種であり、美味しく食べる為にゆっくりを虐待する性質を持つ。 身体がついているので人間の道具もフルに使えるのもメリットになるだろう。 だが…… 「調教に手間がかかるからな……チェンジだ」 「げべっ!?」 「じねっ!?」 2匹ともかなり頭が悪い上、れみりゃは普通のゆっくりよりも厚かましく、ふらんは見境無く攻撃を仕掛けてくる。 餡子を増量するなりして教育を施せば対ゆっくり戦闘力も高い優秀な助手になるらしいが、それには相当な手間暇と費用がかかるという。 別にそこまでしてこの2匹を助手にしたい訳でもない。 ついでに捕食種である為、ゆっくりがこいつらを見かけただけで逃げてしまうのもマイナスだ。 という事で2体の頭を同時に掴んで木の幹に叩きつけて静かにさせた後、俺は次のゆっくりを探すことにした。 「げっへっへ、くずめーりんはゆっくりしないでしぬんだぜ! まりささまのてにかかってしぬのをこうえいにおもうんだぜ!」 「じゃおーん!じゃおーん!!」 次に出会ったのはまりさ種……それも言動からすればゲスまりさと呼ばれる類のものとめーりんだ。 ゲスまりさはゆっくりの中でも裏切り・共食いなどゆっくりの悪徳を寄せ集めたような性格が特徴だ。 他のゆっくりより多少身体能力が高く、ゆっくりを甚振るのに抵抗がないのが利点だろうか。 一方めーりんは言葉を喋れないためか普通のゆっくりに嫌われており、見つかるとすぐにいじめられている。 だがめーりんがいるだけでゆっくりが寄ってくるため、虐待用のゆっくりを集めるのに困らず、 ゆっくりにしては硬い表皮のせいか中々にタフだ。タフすぎて損はない。 更にゆっくりにしては聞き分けが良く温厚、余り人に害をなさず懐きやすいのも特徴といえるだろう。 だが…… 「そもそも相棒にするのに向いてないわな、チェンジ」 「げばらっ!?」 「じゃお……?」 ゲスまりさはそもそもゆっくりの悪徳を集めたような性格であるためか、こっちの話を聞かない上に調子にのる。 話を聞かせるためには調教する必要があるが、こいつを調教して助手にするぐらいならさっきの2匹を調教した方がまだ早い。 一方のめーりんは温厚な気性のせいで、自分をいじめていたゆっくりが死んでさえ心を痛めるのでそもそも虐待の相棒には向かない。 飼いゆっくりにするには十分なんだがね。 という事で俺はゲスまりさを蹴飛ばして餡子の山にすると、めーりんの悲しそうな泣き声が響く中を後にした。 「まりざぁぁぁぁぁどごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!? どがいはのありずどいっじょにずっぎりじまじょぉぉぉぉぉぉ!!」 次に出会ったのはありす種……の中でも発情している状態のものだ。 発情しているありすはゆっくり(特にまりさ種)に対する嗅覚が極めて高く、獲物を執拗に追う。 更に発情しているせいで色々とリミッターが外れているのか普通のゆっくりどころか場合によっては捕食種であるれみりゃやふらんでさえすっきりー!させて殺してしまうという。 だが…… 「そもそも見苦しい、チェンジ」 「ぎゃぁぁぁぁぁぁ、ありずのべにべにがぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 その醜態はお子様には見せられない程見苦しい。というかゆっくりの中でも屁を放ってるれみりゃと同じぐらい殺したくなる。 ついでに言えばすっきりー!させてゆっくりをあっさり殺してしまうのもマイナスだし、何より発情ありすなんてそこらへんに転がってる。 という事で俺はありすの顎の下から飛び出ていた突起を踏み潰して役に立たなくしてから、そこを立ち去った。 「ゆっくりくろまく~」 「あたいってゆっくりね!!」 次に見かけたのは人の背丈ほどもある巨大なゆっくり……ゆっくりと、その傍らにいる青いゆっくり……ちるのだ。 れてぃは捕食種でありながら他のゆっくりと行動を共にすることの多い珍しいゆっくりだ。 ドスに次ぐ体格がゆっくりたちに安心感をもたらすらしく、れてぃのそばにはよくゆっくりがいる。 ちるのは馬鹿だ。馬鹿だが畑を荒らすなどの行為はしないというよくわからないゆっくりである。 オリジナル同様凍気を纏っており、ゆっくりを凍らせてしまうため、同じゆっくりとの喧嘩には極めて強い。 どちらもゆっくりの苦手な冬でも余裕で活動する面白いゆっくりではある。 だが…… 「ゆっくりく~ろ~ま~く~」 「あたいってゆっくりねぇぇぇぇぇぇっ!?」 「やっぱりこうなるよな……チェンジ」 れてぃはやっぱり捕食種なので同じゆっくりを食べる。ついでに体格に見合うだけよく食べる。 飼うにしても虐待するにしても食費が凄まじいことになるのでそもそもこういうのに向かない。 それを無視しても、虐待するためのゆっくりを食べられては元も子もない。 ちるのはちるので、凍気のせいで思いがけないところで凍傷を負ったりするため人間との生活するのに向かないのだ。 という事で俺はれてぃに食べられるちるのの絶叫を耳にしつつ森の奥へと入っていった。 「おぉ、見つけた見つけた」 「……きめぇ丸か」 「なにかお探しのようで」 目の前で顔を高速でシェイクさせている体つきゆっくりはきめぇ丸というゆっくりだ。 ゆっくりらしからぬ速さで動き、ゆっくりらしからぬ知性を持ち、ゆっくりする事が嫌いで他のゆっくりをゆっくりできなくすることが生き甲斐という極めてゆっくりらしからぬゆっくりである。 身体付きなので道具を扱うのも問題なく、当初の希望を全て満たしているゆっくりだが……。 「いや、特に探しちゃいないぞ。チェンジ」 「おぉ、がっくりがっくり」 余りにも満たしすぎていてむしろどうかとも思う。 風の噂では既にきめぇ丸と一緒に虐待している虐待お兄さんもいるらしいしな。 残念そうな声音で飛び去るきめぇ丸を見つつ、俺は次のゆっくりを探し始めた。 「やめじぇぇぇぇぇぇ!?」 「まりじゃじにだぐないぃぃぃぃぃぃぃっ!!」 「うるとらじょうずにやけましたー!!」 次に会ったのは地面に熱した石と油煮え滾る鍋を置いて串に刺したゆっくりを揚げている体つきのゆっくり、ゆっくりおりんだ。 最近現れたゆっくりであり、体つきと体なしとでは生態が随分と違うゆっくりである。 体なしは死んだゆっくりを生き返らせることができる。 といっても所謂生きた屍なので腐って不衛生この上なく、ゆっくりたちにも人間たちにも嫌われている。 一方体つきはそれなりの知性を有しており、ゆっくりたちを揚げることに執念を上げる。 揚げたゆっくりは自分で食べる他、通りがかった人間に振舞われることもあり、これによって命が助かった遭難者もいるという。 これだけ見れば中々虐待の相棒としては優れているのだが……。 「じゃじゃーん、おにーさん! たべない?」 「お腹が減ってないから良いよ。仕事頑張ってな」 「わかったよ! おにーさんもがんばってね!!」 何分、おりんにとってはゆっくりを揚げることは“しごと”らしく、ゆっくりを揚げることに執着している。 相棒にしても多種多様な虐待には対応できないだろう。 ついでに火を使うので俺がいない時の火事が怖い。今のところおりんが元で山火事が起こったって話は聞かないが。 という事で俺は楽しそうなおりんの声と揚げられるゆっくりたちの悲鳴を聞きつつ更に奥へと分け入った。 「よぉ、ゆうか。元気してるか?」 「……む、おにいさん」 次に出会ったのは如雨露を口に咥えた緑色の髪をしたゆうかだ。 ゆうか種はゆっくりとしては極めて珍しいことに農耕の概念を理解しており、生涯を花や野菜を育てることに捧げる。 その上他のゆっくりを畑を荒らすものとして蛇蝎のように嫌っており、捕食種であるためか腕っ節も強い。 世の中には更に体つきの最早妖精に近い存在となった“ゆうかりん”とやらも存在しているらしいが、体なしでも虐待の相棒としての要件はかなり満たしているといえよう。 しかし…… 「虐待の相棒を探しててな……ならないか?」 「ゆうかにはこのはたけがあるから……」 「さよか」 何分おりん同様、ゆうかも農耕を“しごと”と捉えており、自分の耕している畑に執着している。 片手間で虐待も出来るかもしれないが、本業に傾注している以上は片手間程度でしかない。 それではちょいと困るのだ。 ついでにいえばゆうか種は全般的に警戒心が強いため、人間に関わることを避ける傾向が強い。 このゆうかと俺が気軽に話を出来るのは偶然長い付き合いになったためだからだ。 なのであんまり期待していなかったのだが。 「んじゃ寒くなってきたし元気でな」 「うん、おにいさんもげんきでね」 という事で畑に水を撒き始めたゆうかと別れ、俺は来た道を戻ることにした。 「……結局ゆっくりが相棒ってのは無理があるのかねぇ」 結局相棒となるゆっくりは見つからなかった。 普通のゆっくりに近いのは根本的にダメだったり、それなりの知性を持つのは他に性分があったり、どうにもうまくない。 やはりゆっくりをゆっくりに虐待させるのは無理があるのか……って 「おぉ、まんねりまんねり」 「……またお前か。というか何が言いたい」 目の前に高速シェイクをかますきめぇ丸が現れた。しかしマンネリとはどういう事だ。 「虐待のあいぼうを探しておられるようで」 「出歯亀とは趣味が悪いな」 「おぉ、しぇいしぇいしぇいしぇい」 「中国語かよっ!? つーか謝ってるのなら首を縦横無尽に振るな!?」 「まぁ話を元にもどしますと」 「反らしたのお前だろ!?」 ツッコミに次ぐツッコミで少し苛々してきた所できめぇ丸のシェイクが止まる。 「マンネリこそしじょうと言いたいわけでして」 「それは要するに」 「私じゃだめですか、ということです」 きめぇ丸が虐待の助手や相棒に使われているのを承知で、自分を相棒にしないかと言っている訳か。 「ふむ……」 確かにきめぇ丸はさっきも考えた通り理想的な相棒だろう。 さっき止めようと思ったのも他と同じのが嫌だったからに過ぎない。 しかし見つからなかった以上はこいつにしてしまうのが良いだろう。 だが…… 「だが断る!」 「えぇっ!?」 「ぶっちゃけ自分で売り込みに来たのが気にくわない!!」 「なんとっ、私は自分で自分の道をたってしまったということですか!」 「その通り……あの時俺に遭った時点でお前は既に負けていたんだ」 「おぉ、しょっくしょっく……ですが私は諦めない! いずれ第二第三の私があなたのあいぼうになるために現れるでしょう!それまでさらばさらば」 それを捨て台詞にしてきめぇ丸は夕焼け空に飛び去っていった。 それを無言で見送る俺。 やっちゃった気がしないでもないが、ちょっとすっきりした。 だが最後に一つだけツッコミたい。 「……第二第三のお前って……それってお前じゃん」 そうして俺は今日も一人でゆっくりたちを虐待している。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2200.html
「ゆっくりしていってね!」 六畳間の部屋の簡易ベッドから成体サイズのまりさがピョンっと飛び跳ねる。 俺のまりさは可愛い。 ペットショップで血統書付とはいかないが、赤ゆっくりのうちから一緒に生活し 一般的な社会常識を教育してある。 食事のときは「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ〜♪」と意地汚い一面もあるが 養ってもらっているという感謝の心をもった良ゆっくりだ。 「おにーさん、まりさは、そろそろゆっくりした子供がほしいよ!」 うん、そうだな、そのうちな。 そうやってお茶を濁すのが最近の日課になってきた。 飼いゆっくりとはいえ、可愛い子供が欲しいゆっくりしたパートナーが欲しいと思うのは本能だろう。 だが、これは虐待SSだ。 きっと・・・いや必ず、このまりさが不幸になるような出来事がこれから起こる。 これは避けようのない100%確定の事実。 そして、それは今日これからたった一日のうちに起こる出来事だ。 だからこそ俺は飼い主の責任として、全身全霊をかけて今日一日このまりさを守ってみせる。 「ゆっゆっゆっ〜♪」 当のまりさは窓からお外を眺めながら、ベッドのスプリングをトランポリンのように ポイ〜ンポイ〜ンっと跳んで遊んでいる。 窓から覗いている視線の先には花壇の赤いチューリップがあった。 その傍らに、そのチューリップの様に赤い飾りをつけたゆっくりれいむが佇んでいる。 「ゆっくちちぇいっちぇね!」 向こうの、ゆっくりれいむもこちらに気がついてゆっくり同士の挨拶をする。 まだトマトより一回り小さい赤ゆっくりと子ゆっくりの中間程度のサイズ。 危険性はほぼないが、念のため窓の鍵を施錠しておいた。 窓から侵入してきた野良ゆっくりが、飼いゆっくりをレイプして殺すなんてことはよくある事だ。 相手が子ゆっくりとはいえ念には念をいれておいて損はあるまい。 ピンポ〜ン! インターフォンの音が鳴る。 「ちわー、宅配便です。」 「ゆっ、まりさはゆっくりしてるからハンコを押してくるよ!」 ポイ〜ン、ポイ〜ン! 素早く腕を伸ばして、むんずと、まりさのお帽子と頭頂部を力任せに捕まえる。 ポイ〜ンの時の一番高いときに掴むと ゆっくりの運動エネルギーが0の状態として傷つけることなく簡単に捕獲することができる高等テクニック。 こんな事もあろうかと日々練習を欠かさなかった。 「俺が行ってくるから、まりさは部屋で待っててくれ」 「ゆゆっ!ゆっくりりかいしたよ!」 おおかた、まりさにハンコを持たせたら外からレイパーありすが入ってくるなりする展開だろう。 ゆっくりが宅配業者にハンコを持って行ったところ施錠をし忘れて野良ゆっくりの侵入を許してしまうという事例は記憶に新しい。 玄関で伝票にハンコを押すと、ダンボールを受け取る。 ラベルには”お野菜”と記載があり 実家から送られてきた野菜の詰め合わせであることがわかった。 ダンボールで両手が塞がってしまい、ドアを閉めることを慣性に任せた時 ぬっと小さな物体が足元を素通りした。 「こっそりはいるよ!しょろーり!しょろーり!」 子ゆっくりサイズのアリス種だ。 両手が塞がってしまい、足で踏み潰そうとするが 渡されたダンボールの重量が思いのほかあり、ノタノタとしてなかなか踏み潰せない。 そうこうしてるうちに、子アリスはどんどん奥へ奥へと侵攻する。 「しょろーり!しょろー・・・ゆべっ!」 その子ありすが、脳天がバックリっと割れるようにひしゃげて絶命した。 宅配業者のお兄さんだ。 「あぶないあぶない、この季節は野良のゆっくりが家屋に侵入しやすいですからね こういう事は結構慣れてるんですよ」 サッと玄関の外に、潰れたアリスを掃き捨てると 宅配業者のお兄さんは一礼して去っていった。 危ないところだった、アリス種は子であっても危険度が高い。 ゆっくりに交尾はぺにまむを使わなくても極端な話、体が触れ合うだけでも妊娠する。 相手がアリス種となればなおの事ありうる事だった。 今日一日は一切油断しないと誓った矢先にもうこれだ。 ゴソゴソ・・・ んっ、ダンボールの中で何かが動く感触がある。 嫌な予感がしたのでダンボールの口を少しだけ開いて中を覗く。 すると、そこにはバレーボールサイズのれいむとまりさが居た。 「ゆゆっ!ここはまりさのおうちだよ!ゆっくりできないお兄さんはでていってね!」 「れいむにおかしをもってきてね!それからゆっくりでていってね!」 台所からガムテープを持ってくると絶対に開かないように念入りに口を閉じた。 きっと、野菜を詰め合わせたときに子ゆっくりでも紛れ込んでいたんだろう。 それが、ここに届いたときにはバレーボールサイズにまで成長して、野菜をバリボリと食べ漁っている。 害虫は駆除せねばと、キンチョールのノズルをダンボールの隙間に差し込む。 「ゆっ、なにかニョキっとしたものがおうちに入ってきたよ!」 れいむがノズルの先端を咥える。 「ぱくっ、味がしなくて美味しくないよ!これはできそこないだよ!」 プシューーーーー! 「ゆぶびぼへぶぶぼっ!」 「どうしたのれいむ!」 体内いっぱいに殺虫剤のジェット噴射を受けるれいむ。 まりさは真っ暗なダンボールの中で何が起こったのか把握できていないが、れいむの目や尿道、あにゃるから煙がでてくると それを吸ってしまい、一緒に悶えた。 キンチョールの中身を全て出し切ると、ダンボールの隙間から殺虫剤の嫌な香りが鼻を突き これだけやればゴキブリでも死ぬだろうと箱を放置する。 部屋に戻るまえに風呂場やトイレの窓も施錠を確認し、この家の中に居る限り 絶対に安全だという事に納得すると、まりさを待たせている部屋へ急いだ。 六畳間の部屋に戻ると愕然とした。 さっきまで部屋の外を眺めていたまりさが消えていて、窓が開いている。 外部から石などで割られているのではない。 家の唯一の出入り口である玄関から自分は来たわけで、窓からまりさが外へ出て行ったのは明白だ。 まりさが自分で窓を開錠して外へ? そんな事は今まで一度もなかったが、事態は一刻を争う 俺のゆっくりまりさが虐待なんぞされてたまるか! ホップ、ステップ、ジャンプのタイミングで床、スプリングのついたベッドを踏み切ると 足が窓枠に引っかかって、お空をとんでるように飛び込みながら庭の花壇へ脳天から着地した。 「ぐふっ」 痛みを意に介している暇はない。 柔らかい花壇の土が幸いにもクッションとなり 首が寝違えたように傾いた状態から動かないが、軽症。 すぐに、まりさと先ほどの赤いチューリップの傍に居た子れいむを見つけると懐のジッポライターを取り出した。 あまりの形相にびっくりした子れいむは跳んで逃げようとしたが、踏み切って頂点に達したときを左でガッチリとキープ。 右手でジッポをもって火を灯す。 直火ではなく距離をあけての炙り焼き。 「お兄さんやめてね!れいむはまりさのお友達だよ!」 「あんよがあちゅいよ!ゆっくちやめちぇね!」 「俺のまりさはどこだ?言わなければ足を焼くぞ」 子れいむを捕まえている手に更に力をこめて脅しつける。 ジッポの火を近づけたり遠ざけたりして、本当に足を焼くぞと煽る。 「お兄さん、何を言っているの!まりさがお兄さんのまりさだよ! だからお家に連れて帰っていってまりさに美味しいご飯とお菓子をちょうだ・・・ゆべっ!」 足でまりさを踏みつける。 「俺のまりさは、お兄さんなんて俺のことを呼ばない。おにいちゃまだ!」 「ゆっ、そうだったの? おにいちゃま、まりさはおにいちゃまのお家の飼いまりさだからゆっくりお菓子をちょうだいね! あとれいむを離してあげて、ゆっくり謝ってね!」 体重を重いきしかけてギュッっと踏む。 「むぎゅ〜」 「やっぱりか、正直まりさとまりさの見分けはサッパリつかなかったが そんなこったろうと思ったぜ!」 本当はお帽子の飼いゆっくりバッジがついてない事で自分のまりさでない事がわかっていた。 子れいむの足にはジッポの火を押し付けての直火焼き。 トマトよりも一回り小さいその体は足の面積も狭く、あっというまに黒ずんでいく。 「ゆぴゅきぃー!」 「さあ、俺のまりさをどこへ連れて行った? 言わなければ永遠にゆっくりできなくしてやるぞ!」 「あんよがいちゃいよぉー!やめちぇね! まりしゃはおかーしゃんがおうちにあんないしていっちゃよ!」 「どぼぢでしゃべっじゃうのぉおお!」 ポイッと子れいむを捨てると 今度は足で踏みつけているまりさに向き直り、巣へと連れて行くよう言った。 「まりざのおちびちゃんがぁあー!おちびちゃんののあんよをかえしてね!」 「足が動かないのに、こんなところにいつまでも転がってたら、そのうち犬や猫にでも食われるかもな とっとと、まりさのところへ案内しろや!」 首が傾いたまま凄むと、はたからみたら怒ってるのかなんなのかよくわからない光景だが まりさは「おうちへ連れて行くから許してねー!」と泣き叫んだ。 踏みつけている足をどかすと、ぴょ〜んっと跳び上がり ゆっくりしない動きで、こちらに背を向けるとボフンボフンっと走りだす。 「ゆっくりできないジジイとグズなおちびちゃんはそこで死んでね!まりさはゆっくり逃げるよ!」 「どぼじでちょんなこちょいうにょー!ゆえ〜ん!」 横向きに倒れて自分で起き上がることができない子れいむは恨めしそうにまりさの背を泣きながら眺める。 まりさをすぐには追いかけないでしばらく立ちすくみ、ある程度距離が離れてきたら 早歩き程度の速度で追いかけた。 「ゆっくりにげるよ!ゆっくりにげるよ! お家に帰ればあんぜんだよ! ばかなおちびちゃんはまりさのこどもじゃないよ!」 ボフン、ボフンっと派手な動きなくせに時速2キロくらいしか速度がでていない野良まりさを追うと わずか50メートル程度の茂みに人間がすっぽり入れるような大穴があった。 「飼いまりさは、ここでゆっくりおとなしくしていってね!」 成体のれいむは、飼いまりさの背中をグイグイ押すと巣穴の奥へと押し込んでいた。 その周囲には3匹の子れいむと2匹の子まりさ。 「ゆっくちおくでじっとしててね!」 「おとーしゃんが、にんげんをどれいにしたら、れいみゅたちもゆっくりしたごはんがたべれるよ!」 「おなじまりさなのに、このまりさだけごはんをひとりじめしてたなんて不公平だよ!」 「このまりさは、ここでしぬまでごはんぬきにしようね!」 うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!! 巣穴を発見すると、逃げていた野良まりさを抜きさり、土煙を上げながらそのままスライディング! 音にびっくりした成体れいむがこちらに振り返るのと同時にその顔面に素足の蹴りが直撃する。 「ゆびゃぶぼっ!」 スライディングの勢いが余って、奥にいる俺のまりさにぶつかるまいと 人体の構造的に無理がある半ひねりをくわえて方向転換 その時、骨盤と背骨あたりでメキメキメキっと鈍い悲鳴が走ったが、構わずきりもみ状に巣穴の横壁にぶち当たって止まった。 子れいむと子まりさが1匹づつ巻き込まれて半壊。 まさに顔の半分だけぐっちゃりと潰れていた。 「ゆっ、なんでおうちに逃げてきたまりさよりも先にジジイがいるの!? まりざのれいぶとおちびちゃんたちがぁぁぁああ!」 遅れてきた野良まりさに向き直って、横っ飛びに蹴る。 綺麗に両足を揃えた、横っ飛びの動きはまるで着地のことなんて考えてない低空ドロップキック。 自身の犠牲の割りには威力の低い蹴りだが、その鬼気迫る一撃は正確に野良まりさの目元をとらえてマシュマロのような目が圧力で抉りだされた。 「まりざのおべべがぁあ!まっぐらでみえないよぼぉお!れいむぅ!どこにいるのぉぉおお!」 「おとーしゃんになにちゅるのぉおお!」 「ゆっくちちねぇええ!」 「おかーしゃんたちのかたきぃぃい!」 ぴこっぴこっと子れいむ2匹と子まりさ1匹が体当たりを仕掛けてくる。 ドロップキックで腹ばいで倒れたままゴロゴロゴロ〜っと横回転。 俺は人間ロードローラーだ! 突き出ていた岩肌に幾重にも切り傷を作ったが、一瞬にして3匹の子ゆっくりを踏み潰す。 「ぶぎゅっ!」 「ぴぎゃっ!」 「ゆごふっ・・・たちゅけて」 僅かな隙間で致命傷を逃れた子ゆっくりだが、人間ロードローラーは壁にぶち当たると 逆回転して帰ってきてトドメを刺した。 「ぶちぇぴっ!」 土煙が止むと巣穴には、光を失ったまりさと顔面にスライディングを受け口が大きく裂けて昏倒しているれいむ 1匹残らず潰れた子ゆっくり達。 それから無傷の俺のまりさが残された。 「怪我はないかまりさ!」 「おにーさんのほうが大怪我してるよ!ぺーろ、ぺーろ!」 目を失い、口がさけ、足の焼かれた子ゆっくりにはもはや悪事はできまい。 こうして俺のまりさは無事だった事だし命だけは助けてやろう。 「おべべがみえないよぉぉおー!れいむどこぉお!」 「ふひゅー!ふほひゅー!」 俺も鬼じゃない。 さきほど、足を焼いた子ゆっくりを巣穴に放り込んで帰してやると まりさを抱えて家路に着いた。 窓から、いっせーのーせっ・・・でまりさを放り込む。 それから、痛む体を我慢して窓枠に足をかけてスプリングのベッドへ着地。 戸締りを完全にしてから窓から飛び出たもんで、帰りも窓からしか入れないのだ。 「おにーさん、だいじょうぶ!」 「なに、平気さ それより、なんでまりさは勝手に窓からお外に出たんだい?」 まりさは、お帽子から赤い花を咥えて取り出す。 それは窓から眺めていた花壇の赤いチューリップだった。 「おにーさんにプレゼントだよっ!」 まりさは窓から見えたチューリップを摘むために外に出たのだ。 注意しなければいけない事だが、いまは叱り付ける事ができずただ頭を撫でた。 ガタンゴトンッ 部屋の外から物音がする。 家の戸締りは完璧だったはず。 しまった、窓が開けっ放しになっていた隙をついて野良ゆっくりに入られたか! ガタンバタンッ!ガシャーン! 「ここは田舎くさいおうちね!アリスがとかいはにこーでぃねーとしてあげるわ!」 「さすが、みゃみゃー!ゆっくちありちゅもこーでぃねーとするからほめちぇね!」 「ありちゅもありちゅも!」 ガラガラガシャーン! 戸棚の陶器類は端から端まで床に叩き落されており 鍋などは中身をぶちまけて床に散らばった中身を赤ちゃんアリスがすすっている。 進入したのはアリス種の一団。 成体サイズのアリスが3匹、子ゆっくりサイズのアリスが5匹、赤ちゃんアリスが10匹前後いる。 よくみると、部屋の隅では子ゆっくりサイズのれいむとまりさが頭から茎を数本生やして黒ずんで絶命している。 状況から見て、先に侵入した子ゆっくり2匹が後から来たアリス種の一団にレイプされ、このゆっくりプレイスも奪われたのだと推測できた。 「ゆっ、おにーさん!アリスはゆっくりできないよ!」 窓は閉めなおしたが、まりさを部屋に1匹で置いておくのは逆に危ないと判断し連れて部屋を出た。 結果的に、俺の飼いまりさをアリスどもの目に晒すことになってしまった。 「じゅるり・・・ゆっくりできそうなまりさがいるわよ!」 「これはとかいはなまりさね!」 「ここはけんかしないでうらみっこなしではやいものがちだわ!」 成体のアリス3匹が嫌らしいザクレロの様な目つきで嘗め回すようにまりさを見ると ジリジリとナメクジの様な動きで距離をつめてきた。 満身創痍であるが、ここで飲まれるわけにはいかない 距離をつめるアリスよりも遥かに素早く助走をつけて飛び込むと、ジャンケンのチョキのような形を作り 先頭に居たアリスの目を勢いよく突く。 「ぴきゅきー!」 フイをつかれたアリスは悲鳴をあげて、両の眼球をこぼす。 それから、中指をおったててファックユーの形を作ると、その切っ先を2匹目のアリスのペニペニにぶち込む。 「ぶぎゅりゅきゅぷ!」 いきり立ったペニペニは兼用の産道へと裏返り自身を犯して同時に大量の白濁液を体内にぶちまける。 3匹目のアリスは足でエイッっと普通に踏み潰した。 「ぶほっ!」 一瞬の出来事に子アリス5匹は赤アリス10匹と震えて縮こまり放心している。 落ちていた鍋に15匹を1匹づつ冷静に回収すると、そこに水を張って ガス台に乗せて火をかける。 さっきのアリスの1匹が自身の頭に数十本の茎と実をつけ黒ずんでいたので、その茎を力任せにひっこぬいて鍋にぶちこんで蓋をした。 目の見えないアリスはポリ製の縦長ゴミ箱へ、自力で脱出はできないのでコンポストとして役に立ってくれるだろう。 それらが一通り済んでから、ようやく赤アリス達の時間が動き出した。 「ゆっくちちぇまいよー!」 「くらいよぉおお!みゃみゃー!」 「こんにゃのぜんぜんとかいはじゃないわー!」 「ゆっくちだしちぇねー!」 「おみずちゅめたいよぉー!」 「みゃみゃー!たちゅけてみゃみゃー!」 「おみずはゆっくちできにゃいよ!」 「ありちゅをふまないでにぇ!ぷんぷん!」 「ありちゅのいもうちょがぁあああ!」 「ぴょんっ、ごぼごぼごぼ、ぴょん!」 「おみずがだんだんあっちゃかくなっちぇきちゃよ!」 「ゆっくちちちぇいっちぇね!・・・ごぼごぼごぼ!」 「ゆっくちちちぇっ!ゆっ、じゃぽん」 「ゆっくちっじゃぽん!」 「ゆっくっ・・・ごぼごぼごぼ!」 「めがぁああ!ありすのとかいはなめが見えないわぁああ! それにくさいぃいい!ここはどこなのぉぉおお!おちびちゃんたちはどこいったのぉおお!」 あっ!カスタードじゃお汁粉にならねーじゃねーか! 「あちゅいぃぃいい!」 「みゃみゃーたちゅけてみゃみゃー!あちゅいよぉぉおお!」 「とけりゅぅぅうう!とかいはにゃありちゅがゆっくちとけりゅうう!」 「たちゅけてねぇええ!」 「あついよぉお!」 「ごぼごぼごごぼごぼ・・・」 「ゆっくちちちぇっ、あちゅいぃいぃ!」 「ゆっくちっ、ぴぎゃああぁあああ!」 「どこなのぉぉお、ありすのおちびちゃんたちいぃぃい!」 程よく茹でられて、熱により実ゆっくりも1匹残らず生まれてそのまま熱湯に溶けていった。 部屋の片づけをまりさとして、鍋を開けてみたが カスタードをお湯で溶いた、なんだかわけのわからないものが完成したので そのまま排水溝に捨てることにした。 カチューシャは排水溝が詰まる原因になりそうなので、生ゴミとしてコンポストの方へ捨てる。 一応は食べれる素材らしいので、そのうち親アリスが処分してくれるだろう。 「おにーさん、おにーさん!」 まりさが口に、黒ずんだ子まりさを咥えていた。 「こらっ!汚いから、そんなの咥えちゃダメでしょ!」 まりさは困った顔をしながら、その黒ずんだ子まりさの頭頂部に生えている実の方を目で訴えている。 1本に1匹の赤まりさと、3匹の赤ありすの顔がすでに形成されていた。 「まりさは、この赤ちゃんを育てたいよ!」 ぴょんぴょんっと跳ぶ。 レイパーありすからちゃんとした赤ちゃんが生まれるとは思えないが このまりさも、赤ちゃんのうちから飼いゆっくりとして育てたら良いゆっくりへと成長してくれた。 ひょっとしたら、この実ゆっくりも同じように育ってくれるかもしれない。 そういえば、まりさは赤ちゃんが欲しいと言っていたな。 「しょうがないな・・・まりさ種だけだぞ」 「ゆっ、他のあかちゃんは可愛そうだけどしょうがないね」 黒ずんだ子まりさから、茎を丁寧に摘むと コップに砂糖水を張って、そこへ茎を挿す。 こうすることで、実ゆっくりはちゃんと赤ゆっくりとして生まれることができるのだ。 赤アリスの実は生まれてからだとまりさに情が移ってしまうかもしれないので今のうちにもいで 親アリスのコンポストに投げ入れる。 コップの砂糖水を吸った茎のまりさの実は、わずか数分のうちにみるみると豊かに太り いまにも生まれようとしていた。 レイパーによる植物方妊娠は早産になる事が多いが、それに栄養状態の良さが加わると更にそれは早まる。 コップの下にはタオルをひいて、落下のときに赤ゆっくりが傷つかないように気を使う。 そして、ふるふると実が揺れ始めたかと思うと、ヘタが千切れて落下。 「ゆっくちちぇいっちぇね!」 丸っこい赤ちゃんまりさが、ころりころりとタオルを転がって着地し元気にご挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 まりさが返事をするが、赤まりさはなぜか俺の方をみている。 「ゆっくちちちぇいっちぇね!」 もう一度赤まりさのご挨拶。 「ゆゆ〜ん、ゆっくりしていってね!」 まりさが、赤まりさに近づいてすーりすーりしようとすると、赤まりさがビクッとして表情を強張らせた。 「おじさんはだりぇ!おとーしゃんはこっちのおにーしゃんだよ!」 なんだか矛盾したことを言いながら俺のほうへすりよってくる赤まりさ。 砂糖水をあげたのが俺だからなのか俺の方が親だと認識しているようだ。 「どぼじでぞんなごとをいうのぉおお!」 とうとう、まりさは泣き出してしまった。 まりさを泣かせる悪いゆっくりは許さん! 俺は指でひょいっと赤まりさを摘む。 「ゆぅ〜、おしょらをとんでるみちゃい! さすがおとーしゃんはゆっくちちてるにぇ!」 それをコンポストへポイッ! 「ゆ〜!ゆっくちおちりゅよ・・・ゆべっ!」 「ありしゅのとかいはなあかちゃんんっ!」 本当の親ゆっくりと感動のご対面だ。 「くしゃいぃぃい!、ひぃぃいばけもにょおぉお!」 目が抉り取られてカスタードを覗かせているアリス、目が見えずとも自分の子供であることはわかるようだ。 しかし、赤まりさのほうドクロのようなアリスの顔にすっかり怯えている。 「おにーさん、まりさのあかちゃんはどこへいったのぉぉお!」 このまま放っておいたら、まりさがコンポストをひっくり返してしまいそうだ。 しょうがない、もったいないがコンポストごと捨ててこよう。 まりさを連れて外へ出る。 家に残していくよりも一緒に居る方がまりさにとって安全だと判断してのことだ。 先ほどの巣穴へ行くと、目の見えないまりさと口が裂けたれいむ、それに歩けない子れいむが 3匹で寄り添って寝息を立てていた。 そこへコンポストをひっくり返して、目に見えないアリスと赤ちゃんまりさに、未熟児で生まれるであろう茎つき実アリス3個を開放した。 コンポストの中の生ゴミはせめてもの餞別。 突然の異臭に、まりさとれいむ、それに子れいむは目を覚ます。 「ゆぅぅ〜くちゃいぃぃい、なんなのおぉぉお!」 「ふほひぃぃー!」 「ゆぎゃあぁ!ばけもにょがいるよぉぉお!」 アリスや赤まりさも戸惑っている。 「そこにだれかいるのぉぉお!とかいはなおべべがみえないのぉぉ!ゆっくりたすけてねぇええ!」 「みゃみゃ〜!ばけもにょがいりゅよぉぉおお!」 お互いに目が見えないまりさとアリスは互いに抵抗することは出来ず。 口がさけてるれいむは震えながら歩けない赤れいむを庇う。 赤まりさは懸命に、目なしまりさに体当たりをするが、体が小さすぎてまるで効いていない。 「それじゃあ、お前ら仲良くしろよ!」 互いにその巣穴から逃げることが出来ない事で新たなゆっくり一家が誕生した。 もうすぐ日が落ちる。 家路にまりさを抱えながら歩き 俺は虐待からまりさを守りきったぞ!という満足感でいっぱいになった。 おまけ 「動けるのはまりしゃだけなんだから、ゆっくち餌をとってきてね!」 大声でまくしてたてているのは動けない子れいむだ。 「ゆっ、おそとはこわいよ、まりしゃはおかーしゃんと一緒にいるよ!すーりすーり!」 「ありすのあかちゃん、すーりすーり!」 まだ生まれたばかりの赤まりさは自分で餌をとることなど出来ず、ただ目の見えないアリスに寄り添っている。 口の裂けたれいむだけが僅かな食べ物をとってきているが、ほとんどは自分の分だ。 目の見えないまりさはもう完全に諦めていて、置物のようにジッとしている。 そこへポイ〜ンポイ〜ンっと気の抜けた跳び方をするゆっくりが近づいてくる。 「ゆっくり、たべものをもってきたよ!」 今日も飼いゆっくりまりさが、帽子にクッキーを入れて持ってきた。 「ゆっ、おそいよ!れいむもうおなかペコペコだよ!」 「まりしゃもだよ!ゆっくりしないでいそいでもってきてね!」 「ごめんね、おうちにあるお菓子もだんだん減ってきたらから今日はこれしかないんだよ」 帽子の中のクッキーはほんの3枚 野良ゆっくりにとって普段は食べたことがないほどの味だが、量の少なさがむしろ蛇の生殺しとなった。 「こんなんじゃぜんぜん足りないよ!」 「まりしゃたちはかわいそうなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ゆぅ〜、ごめんねごめんね・・・ゆぎゃっ」 そのとき、影になっていた目無しまりさが、まりさのほほに噛み付いた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ〜♪」 「ひどいよ!もうまりさはお菓子もってこないからね!ぷんぷん!」 「ゆぅぅ!れいむたちはかわいそうなんだよ! かわいそうなれいむたちをたすけないゆっくりはゆっくりしねー!」 しかし、足が動かない。 「おじさん、まりさだけでもたすけてねー!」 赤まりさがぴょんぴょんっとすがってくるが、もうまりさは振り返らなかった。 ポイ〜ン、ポイ〜ンっ! 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/yukkurin/pages/13.html
検索についてWindowsの場合『Ctrl+F』でページ内検索ができます 上にあるWiki内検索とタグ一覧もご利用ください。 No. タイトル 主要 作者 サイズ YI0001 マリアリ一家と口臭お兄さん まりさ.ありす 管理人 2.51KB YI0002 放屁お兄さんとドスまりさ(未完) 管理人 1.48KB YI0003 土壌侵食性鬼意山 ドスまりさ 管理人 3.48KB YI0004 洞窟の主 れいむ 管理人 1.93KB
https://w.atwiki.jp/seiyuu_blog/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/767.html
※○ちゃん「ぱられるぱられる、もうどうにでもなれ〜」 ※「僕はこうして〜」シリーズの無断クロスです。レイパーさん、ごべんなさい ※いじめは、うん・・・すまない、特にないんだ。正直作者の自己満足の境地です ※登場人物紹介とかはあとがきの後に記載しています 「おねーさん!すいか、ゆっくりにんげんさんにあいたいよ!」 きっかけは我が家で飼っている珍種ゆっくり、ゆっくりすいかのそんな一言。 ゆっくり人間とはすいか曰く、人間とゆっくりの間に生まれたナマモノで外見は人間と変わらないらしい。 が、身体の成分が一部ゆっくりのそれに類似しており、またゆっくりにエライ勢いで好かれるそうだ。 すいかはこんな馬鹿げた都市伝説をどこからか、恐らくテレビ辺りで仕入れ、なおかつその実在を見事に信じきっているらしい。 そんな生物学者がまた何人か発狂しそうなナマモノがいるはずも無いと言うのに、連日連夜会いたい会いたいと喚き続けるすいか。 私はずっと「居ないものとは会えない」の一点張りで押し通してきたのだが、結局彼女の執念に負けしてしまった。 「そんないきさつでれいむたちはゆっくりにんげんさんをさがしにおでかけをしているんだよ!」 「きょうはどんなゆっくりしたことがおきるのかな?!」 「ゆっくりにんげんさん・・・ゆっくりにんげんさん・・・ゆっくりしていってね!」 「アンタら、誰にナレーションしてる?」 左右の肩にれいむとまりさ、頭上にすいかという傍目には私こそゆっくり人間だろうと言わざる得ないような出で立ち。 それ以外はジーンズ、Tシャツ、白のコート、メガネと至ってシンプルなのだが人の顔の周りで騒ぐこいつらのせいで道行く人々の注目を意味も無く集めていた。 これが私の美貌のなせる業・・・であればどれだけ優越感に浸れただろうか。 しかし、現実というのは残酷なもの。 他の女性を圧倒しているものは胸くらいの私にそこまでの魅力はなく、行き交う人々の視線は私の顔の周りでゆんゆん歌っているゆっくり達に向けられている。 地元ならまだしも、見ず知らずの土地へ向かう電車の中では「何、あのゆっくり馬鹿」と言わんばかりの好奇の眼差しが少し痛かった。 「ということで、れいむたちはゆっくりにんげんさんのまちについたよ!」 「ゆっくりにんげんさんはみつかるかな?!」 「ゆっくりにんげんさん・・・すいかといっしょにゆっくりしようね〜〜〜〜〜!!!」 目的の駅に到着した時、また誰かに向けてナレーションをし始める我が家のゆっくりども。 近くに座っていた中学生のグループがクスクスと笑うのを一瞥し、電車を降りると、階段を駆け下りて、改札を後にする。 余談だが、すいかのおかげで無料で乗車できた。理由は言わずもがな。 この無意味にピンポイントなサービスは一体誰が得をするんだろうか・・・心の中でそう突っ込んだ直後に、自分が得をしていることに気付いた。 ゆっくり人間を探して訪れた街は一見すると何の変哲もない普通の街だった。 強いて特徴を挙げるとすればゆっくりが比較的浸透していて、飼いゆっくりや野良ゆっくりが平然と人々の隙間を縫うようにして通りを行き来しているくらい。 そのあまりの平凡さを訝しく思ったれいむは「ほんとうにここにいるの?」と首をかしげていたが、私がこの街を訪れたのには理由があった。 「ねえ、おねーさん?」 「んあ?」 「ほんとうにゆっくりにんげんさんはここにいるの?ゆっくりしたふつうのまちだよ?」 「ああ、多分ね」 この街にゆっくり人間がいると思った理由は至って単純。 私が勤めているゆっくりショップのバイト仲間にゆっくり人間について尋ねてみたところ、この街の名前が挙がったからである。 彼が適当なことを言っていたり、間違っている可能性もあるのだが、話を聞いた後に調べてみたらこの街には“ミスターゆんちぇいん”がいることが判明した。 「みすたーゆんちぇんってなあに?」 そう言って首をかしげたのはまりさ。 すいかもれいむも言葉の意味が理解できずに首をかしげている。 そんな訳で、私は彼女らに、私自身最近知ったその言葉の意味を説明してやった。 「ミスターゆんちぇいんって言うのは・・・ゆっくり関係で凄すぎる記録を残したせいでゆっくりカンパニーの人工衛星で常時監視されている人のことだよ」 もっとも、一介のアルバイトに過ぎない私では流石にその監視衛星の映像を見ることは出来ないし、眉唾もいいところではあるが。 「ゆゆっ!じゃあ、ゆんちぇいんさんはすごくゆっくりしてるんだね!れいむゆんちぇいんさんにあいたいよ!」 「まりさも!まりさも!」 ついでに彼らが時速5km以上で移動するとバッジに取り付けられた迷子防止用のGPSの座標が70mずれることも付け加えておいた。 すると、まだ何が凄いのかは一言も言っていないのにれいむ達は何か凄そうな人がいると聞いて大はしゃぎ。 そんな3匹の様子を見て、何が凄いのかを教えてあげた。 「ちなみにここのゆんちぇいんはゆっくりレイプギネス記録保持者ね」 「「「ゆげぇ!」」」 それじゃゆっくり出来ないよと言わんばかりの表情になった3匹は「かえろうよー!」などと言い出した。 が、「ゆっくり人間を探すんだろう?」の一言ですいかが立ち直り、れいむとまりさも巻き添えを食う格好ゆっくり人間捜索に参加させられる。 「にんげんさんのすっきりごわいよおおおお!」と泣き喚くれいむとまりさはなかなかに可愛かった。 そんなつまらないやり取りから数時間後。 何故か観光スポット巡りに興じてしまった私たちはゆっくり人間のことをすっかり失念していた。 気がつけば陽が沈み、弁当を買って立ち寄った公園には殆ど人影が見当たらない。 そんな静寂の中、ようやく見つけた私以外の人間は・・・ 「・・・・・・うへぇ」 「おねーさん!ここはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりしないでにげようね!」 長身の、ガタイの良い黒人の男性だった。 勿論、それだけならば驚くほどのことでもない。 問題は彼の、一糸纏わぬ生まれたままの姿にあった。 変態?危険人物?・・・普通に考えたら貞操の危機を感じるべきところなのだろう。 が・・・・・・ 「オー、ヤッパリタマニハゲンテンニカエッテオーソドックモイイモノデス」 「やべでえええええ!でいぶずっぎぢぢだぐないいいいいい!?」 「HAHAHAHAHA!」 その黒人男性はどうやらHENTAIお兄さん、もしくはゆっくりレイパーらしい。 HENTAIお兄さん・・・ゆっくりを性の捌け口にする異常性癖の持ち主の総称である。 流石に飼いゆっくりに手を出すようなことは稀だが、野良ゆっくりにとっては虐待愛好家に次ぐ脅威。 勿論、現物を、そして現場を目撃するのは私も初めてのことだった。 「・・・・・・そういえば」 流石にこの光景を平然と直視することは出来ないが、相手がゆっくりならとやかく言う事もないだろう。 そう思った私は、店の先輩から聞いた「レイパー同士は惹かれあう」という言葉を信じて彼にギネス記録保持者の居場所を聞くことにした。 彼がゆっくりれいむを犯している茂みから少し離れたベンチに腰掛け、そこにれいむとまりさとすいかを下ろす。 「ゆゆっ、にんげんさんまたきたの!まりさのはにーをいじめないでね!?」 「「「やめちぇね!ゆっくちできにゃいよ!」」」 「ワオ、マリサニコドモタチモヤッテキマシタ」 「ゆぎぃ!?やめてね!にんげんさんのすっきりはこわいよ!ゆっくりできないよ!」 どうやらつがいを助けに来たまりさやその子ども達を相手に第2ラウンドに突入したらしい。 流石にあれだけの数を相手するとなると長くなりそうなので、彼らの嬌声や悲鳴をBGMにして弁当を広げる。 我が家のれいむ達が「ゆっくりできないいいい!」と喚くのをでこピンで黙らせ、昼ごはんを食べ忘れたため8時間ぶりになる食事にありついた。 「むーしゃむーしゃ・・・幸せ〜」 「ず、ずっぎぢー!」 「もっちょ・・・ゆっくちちたかっちゃよ・・・」 「フゥ・・・スッキリー」 私が鮭弁当のチープな美味さを満喫し終えた時、ちょうど男性もゆっくりを満喫し終えた。 傍らでは我が家のゆっくり達が同胞を助けてあげられなかったことを悔やんで「ごべんねぇ!」と謝り続けていた。 いや、あの手つきと技術を見る限り殺さないように加減してるよ・・・そうフォローしようとした時、レイパーの男性が、ちゃんと服を着て茂みから姿を現した。 「イヤァ、オミグルシイモノヲ」 「ん、ああ・・・お構いなく。こちらこそ、お楽しみの邪魔をして申し訳ない」 ファミレスの椅子に腰掛けたままの私とドリンクバーの安物のコーヒー越しに視線が合った男性は頭をかきながら照れ笑いを浮かべている。 レイパーとは言え性癖以外は他の人と変わらないわけで、黒い肌とは対照的な白い歯を輝かせている彼はなかなかの好青年のように思えた。 彼に会釈しながら、れいむとまりさとすいかを抱きかかえて立ち上がり、必要も無いのに軽く自己紹介を済ませた。 「ボブさん、だったっけ?」 「ハイ、ナンデショウ?」 「あれ、趣味なの?」 「イエス、ワタシユックリダイスキデス!」 「ゆゆっ!だったらひどいことしないでね!ゆっくりできないよ!」 「そうだよ!ゆっくりさせてあげてね!」 満面の笑みを浮かべてサムズアップするボブに対して怒り心頭のれいむ達。 しかし、ファミレスで騒ぐと迷惑になるし、それに大声で話すようなことでもないので頭をはたいて黙らせた。 その後も3匹は頬を膨らませて抗議していたが、大声で叫ぶようなことはなかった。 「シツケガジョウズデスネ」 「特別なことをしているつもりはないんだけどね」 「ソレニシンライサレテイマス」 「全く嬉しくないけどね」 「ナニヨリスゴクカワイイ」 「1回50ドルで貸してあげても良いけどね」 そんな具合で、すぐにボブと打ち解けた私は早速彼にゆっくり人間について尋ねてみる。 しかし、帰って来た言葉は「ウワサクライハシッテイル」という非常に曖昧なものだった。 その回答に目に見えて落胆するすいかの頭を撫でながら、私はもう一つの質問をぶつけてみた。 「じゃあ、ここら辺で一番実力のあるゆっくりレイパーって知ってる?」 「レイパーハプライバシーヲマモリマス」 「・・・そりゃそうか」 多少親しくなったとは言え所詮は見ず知らずの相手。 もしかしたらレイパー撲滅を狙う組織の人間かもしれないし、そうでなくても金目当てで情報を売る可能性だってある。 最近もどこかでゆっくりレイパーの会合をアンチレイプの組織が襲撃しようとしたなんて話を聞いた気がする。 いや、そもそも世間に公表できるような性癖でないのだから、容易に口外できるものではないのだ。 「仕方ないか・・・今日は安いカプセルホテルにでも泊まって、明日また探そう」 本日の捜索を諦め、ボブに適当なホテルの場所を教えてもらった私は、会計の全てを彼に託してそそくさとファミレスを後にした。 『地球がゆっくりする日』や『Yull E』の話題で盛り上がった手前、少し気が引けたがホテル代を捻出するためだから仕方ない。 結局ゆっくり人間は見つからなかったが、ボブに遭遇したことで色んな情報を得ることが出来た。 彼の日本語の習得状況を鑑みるに、来日して何年も経っているようには思えない。 にもかかわらず、近くのファミレスやカプセルホテルの場所を知っていた。 それにあの公園でレイプされていたまりさは「にんげんさんまたきたの!まりさのはにーをいじめないでね!?」と言っていた。 つまり、あそこの公園のゆっくりは頻繁に人間からの干渉を受けていると考えられる。 確証はないが、明日はあの公園に張り込むのが最善策だろう。 翌朝、まだ陽も出ていない時間から私とれいむ、まりさ、すいかは例の公園での張り込みを開始。 懐中電灯片手に公園の中を散策すると、いとも簡単に野良ゆっくりの巣をいくつも見つけることが出来た。 まだ人間の姿は見当たらないが、そこには朝ごはんと称して人間の捨てたごみを集めて回るゆっくり達の姿があった。 余談ではあるが、その中に昨日レイプされたれいむ一家の姿もあった。予想通り、全員健在のまま。 「もうすぐにんげんさんのくるじかんだよ!」 「ゆっくりおうちにかえるよ!」 「「そろーり、そろーり・・・!」」 散らかしたゴミが巣まで一列に並んでいるのだが、どうやら彼女達はそのことに気付いていなかった。 あるものは子ども達を引率してゴミ置き場で拾った生ゴミを溜めて帰り、またある赤まりさはお菓子の袋を持って帰っていった。 そんな光景を尻目に私たちも彼女達と同じように適当な茂みに身を隠して、人間が来るのをじっと待つことにした。 「ぱちゅりーは本当に馬鹿ね」 「んぶぅ〜!」 「むきゅ〜、も言えないなんて伝説的だわ」 「ん〜、んん〜!?」 数分後、割りと珍しい胴付きぱちゅりぃを連れた少女が公園に姿を現した。 一見すると勝気そうで、なおかつ真面目そうな少女とお馬鹿で有名なぱちゅりぃというのは違和感を覚える組み合わせである。 しかし、よくよく見てみるとぱちゅりぃは猿轡と首輪を装備済み。 ああ、あの子もそっちの世界の住人なのか・・・と納得しながら、彼女を観察し続ける。 「さあ、ぱちゅりぃ。ゆっくりを連れてきなさい」 「んぶぅ〜・・・」 ぱちゅりぃはきょろきょろと辺りを見回し、においを嗅ぐような仕草をしながらふらふらと歩き始めた。 一方、少女は首輪のリードを握ったままぱちゅりぃの後を追いかける。 そして、必死の形相でゆっくりを探し回っていたぱちゅりぃがようやく見つけたゆっくりは・・・ 「んぶぅぅぅぅぅぅううぅぅぅ!!」 「ぱちゅりぃをゆっくりさせてあげてね!」 「ぱちゅりぃをゆっくりさせてくれないおねえさんがきらいだよ!ぷんぷん!」 「すいかおこるよ!ぷくぅぅぅうううう!」 「う゛・・・」 私と一緒に茂みに隠れていた我が家のゆっくりども。 目が合ったときの彼女のばつの悪そうな表情はなんとなく可愛らしかった。 「ふぅん・・・で、たまにここに来てゆっくりを虐待しているわけね」 「・・・はい」 ベンチに腰掛け、ホットコーヒーで暖を取る私と少女。 彼女はまるでポエムを書き溜めたノートを拾ってくれたが、不可抗力で中身を見てしまった親切な人を前にしたときのような表情を浮かべている。 これが知人であればしこたまからかってやるところなのだが、流石に見ず知らずの少女相手にそんなことはしない・・・はず。 せいぜい必死に弁明する彼女の表情をにやにやと笑いながら眺めつつ、私の膝の上でいまだに膨れているれいむ達の頭を撫でる程度。 「ゆっくりできないいいわけはやめてね!」 「そうだよ!ぱちゅりぃをゆっくりさせてあげてね!」 「そうだよ!ぷんぷん!」 我が家のゆっくりどもは同族の虐待風景なんか目の当たりにして黙っていられるような連中ではない。 こっぱずかしそうにしている彼女に向かってもっともな文句を口にする。 が、流石に早朝のまだ辺りも暗い時間に大声で喚かれては近所迷惑もいいところ。 「だからアンタら五月蝿いよ。頭を少しかじってやろうか?」 「「「ゆっ・・・!」」」 「・・・・・・愛でお姉さん、じゃないんですか?」 「じゃないんです、断じて」 できるだけ柔和に微笑みながら、言われたとおりに膝の上で黙っているれいむの額にでこピンをお見舞いする。 「なんだぁ・・・だったら、必死になって言い訳する必要なんてなかったのね・・・」 「Exactly」 ついでにもう一発、今度はまりさにでこピンをお見舞いするのを見た彼女は盛大にため息を吐いた。 「そもそも・・・仮に私が愛でお姉さんでも首輪や猿轡くらいは飼い主としての責任の範囲内だから責める理由がないし」 「・・・え?」 「それにまだ虐待らしい虐待の現場は目撃していなかったわけよ」 「それじゃ・・・」 ようやく状況を把握したらしく、赤くなった顔を両手で隠す少女。 そして、にんまりと意地の悪い笑みを浮かべつつ、彼女の肩を優しく叩く私。 「そ、完全に、一部の隙もなく、貴女の自滅」 耳まで真っ赤になるのが手に取るように把握できた。 「と、まあ、そんなことは置いといて・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 指の隙間から見えるジト目に篭った殺気を感じた私は意地の悪い笑顔はそのままに話題を強引に切り替えた。 すると、彼女も顔を覆っていた手を膝の上に戻し、いつの間にか温くなってしまった缶コーヒーのプルトップに指をかける。 ようやく陽が昇り始め、徐々に明るくなってきた公園にぱちんっ!という軽快な音が響き渡った。 「一つ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」 「なんですか?」 「ゆっくり人間って知ってる?」 その言葉を聞くや否や露骨に怪訝な表情になる少女。 私だってそんな質問されたら同じような顔をしただろうからその気持ちはよく分かる。 というか、私だってすいかの与太話でその存在を知っただけだから半信半疑だ。 「そんなの訳の分からないもの知りません」 「だよねぇ・・・」 私は彼女の言葉に首肯した。 続いてレイパーに関する質問もしようかと考えたが、流石にカタギにする質問じゃないのでやめた。 立ち上がり、リードを握られたままのぱちゅりぃを指差す。 「こんなの人目にさらすのも体裁が悪いから、そろそろお開きしようか?」 そんなこんなで、挨拶もそこそこに彼女と別れた。 「いや、そんな都市伝説聞いたこともないよ」 「ゆっくりにんげんさん?れみりゃのことなのぜ?」 「強いて言うなら君が一番そんな感じだよ」 「ち〜んっぽ!びっくまらぺにすっ!」 「JAOOOOO!JAO!JAO!JAOOOOOOOON!」 「そんなことよりれいむのおうたをきいていってね!」 少女と別れた私たちは、公園に住むゆっくりや散歩中の人達にしらみつぶしに話しかけてみるが全く成果が得られない。 ゆっくり人間の事を訊けば怪訝な顔をされるし、ギネスレイパーのことを訊いても人間なら顔をしかめ、ゆっくりなら怯えるばかり。 代わりに得た情報と言えば以前この公園のゆっくり達を二分していた対立と、両勢力の共通の敵となることでその対立を鎮めたレイパーのこと。 そして、人間に虐められているのを助けてくれたゆっくりふらんを連れたとてもゆっくり出来るゆっくりのこと。 もしくは時々この公園に出没するゆっくりふらんを連れた少年のこと。 「う〜ん・・・やっぱり情報が集まらないな・・・」 「れいむ、もうつかれたよぉ〜」 「まりさもだよ〜・・・」 「ゆゆっ!でも、ゆっくりにんげんさんはこのまちにいるんだよ!」 元々半信半疑だった私とどうしてもゆっくり人間に会いたいわけではないれいむとまりさは半ば諦めモード。 対して、どうしてもゆっくり人間に会いたいすいかは私の頭の上から檄を飛ばす。 が、疲れていることもあって私やれいむ達の反応は鈍い。 「きっとアンタの妄想だよ・・・」 「れいむ、なんだかねむいよ・・・」 「まりさも・・・」 朝から歩き詰めでいい加減飽きてきた私はれいむ達と一緒にうつらうつらと舟を漕ぎ始める。 そんな私を起こすためにすいかは膝の上に飛び降り、お腹に何度も体当たりを仕掛けてくるが、何故か余計に眠くなってきた。 そうして、れいむとまりさが本格的に眠ってしまったその時・・・ 「どうも・・・清く正しく、きめぇ丸です」 「んあ?」 風と共に、どこからともなく姿を現したのはスレンダーなボディの上に乗っかった下膨れの顔をニヒルに歪めた鬱陶しい饅獣。 きめぇ丸・・・かなり貴重なゆっくりの一種で、胴無しのものは知人が飼っているので何度か見たことがあるが、胴体付きを見るのはこれが初めて。 睡魔と戦っていたこともあって、私は彼女がゆっくりであることを理解するのに3秒程度の時間を要した。 「あなた達ですか、ゆっくり人間を探していると言うのは?」 「ん、まあ・・・一応」 「ゆっくり人間は見つかりましたか?」 きめぇ丸はニヒルな笑顔を一層ニヒルに歪める。 「いや、ヒントすらもつかめない状況」 「そうですか」 私の返答と、今までの聞き込みで得た情報を聞いた彼女はブンブンと高速で首を振った。 そのあまりのゆっくり出来なさ加減にすいかがすっごい表情で怯えているが、まあ気にすることでもないだろう。 「で、アンタは何のために話しかけてきたの?」 「みょんやめーりんと話せる人間が居ると聞いたので、少し興味が湧きまして。本当なのですか?」 「あー・・・本当だよ。なんか知らんけど言葉が分かる」 「おお、すごいすごい」 またしても高速シェイクするきめぇ丸。 少々鬱陶しいが、何らかの悪意があって話しかけてきたわけでもなさそうなので我慢する。 「ところで・・・」 「んあ?」 「ヒントすら掴めていないと言いましたが多分それは間違いです」 そう言って彼女は自信満々に微笑んでみせる。 パッと見、先ほどと変わらぬニヒルスマイルだがその笑顔に宿る感情が微妙に違うのに気付いた。 「あなたがいくら特殊なゆっくりと話せたところで人間以外の何者でもありません」 「そりゃそうだ」 「だから私の目にも人間の目にもあなたがゆっくりとして映ることはないでしょう」 「当たり前・・・あれ?」 ここまで言われてようやく、私は彼女の言葉の意図を理解した。 みょんやめーりんと会話できたところで私は人間だから誰の目にも人間としてしか映らない。 どんなに知能が高くてもきめぇ丸はよほど寝ぼけていない限りは人間と見間違えることはない。 なら、ゆっくりと人間のハーフなるものが居たらそれはどのように映るのだろうか? 「ああ、そうか・・・」 相変わらずニヒルな下膨れ顔を左右に振るきめぇ丸から視線を外し、俯いて考える。 もし、ゆっくり人間が人間の目には人間として、ゆっくりの目にはゆっくりとして映るのであれば、私たちは既に大きなヒントを得ている。 勿論、どちらの目にも同じように映る可能性はあるが、そうなってしまうと肉眼に頼る手段では判別不可能だから私たちにはお手上げだ。 「ふらんを連れたゆっくり・・・か」 もし、ふらんを連れたゆっくりがれいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありすなどのメジャーな種族であれば彼女達は必ず種族名も教えてくれるはず。 ましてや、ふらんを連れているのにゆっくりしているというのはどこかおかしいように思えた。 その上、ゆっくりふらん自体が既に貴重な種族で、めったにお目にかかれるようなゆっくりではないのだ。 「なのに、この公園にはふらんを伴う人(orゆっくり)が二人もいる・・・」 きめぇ丸のもったいぶった言葉に意味があるならば、この両者は同一人物なのではないだろうか? からかわれている可能性もあるが、他に頼りに出来る情報がない以上、信じるしかあるまい。 なら、私たちがすべきことは一つ。 「ふらんと飼い主を、それも私の目には人間に見えて、すいか達の目にはゆっくりに見える人を探せばい・・・あれ?」 すべきことを理解した私が顔を上げた時、きめぇ丸もとい敬意を表してきめ子さんと呼ばせていただこう、の姿はなくなっていた。 それからはとんとん拍子で事態が進んでいった。 ふらんの飼い主が地元の中学生だか高校生だかの少年であることが判明し、すぐにその少年の学校も割り出すことが出来た。 「むにゃ・・・そんなわけで、れいむたちはぎわくのゆっくりゆっくりふらんがおさんぽしているのをみつけたよ!」 「ふにゃ・・・これでゆっくりにんげんさんにあえるかな?」 「ゆっくりにんげんさん・・・すいかといっしょにゆっくりしようね!」 と、れいむ達の説明の通り、現在私たちは通りで見かけたゆっくりふらんを尾行していた。 念のため買っておいたサングラスを装着し(もちろんれいむ達も)、電柱の影から彼女を見守る。 「・・・・・・あのー?」 「ゆゆっ!いまとりこみちゅうだよ!」 「ゆっくりあとにしてね!」 若い男の声を聞き流しつつ、私たちはふらん監視を続行する。 「・・・いや、取り込み中じゃないだろ」 「もう、おにーさん、れいむたちとりこみ・・・ゆゆっ!!?」 「どうしたのれい・・・ゆゆゆゆっ!!!」 「んあ?どうした?」 振り返ると、そこにいたのは地元の学生と思しき少年。 一見するとこれと言って変わったところはないのだが、彼の姿を見たれいむ達は目をハートマークにして見惚れている。 確かにパッと見はごく普通の少年なのだが、どこか違和感を覚える。そして・・・ 「「すごくゆっくりしたおにーさんだよ!」」 れいむ達の発したその一言で、彼こそ探していたゆっくり人間であることを理解した。 同時に、彼の訝しげな視線を見て、自分がかなり不審であることを把握した。 もしかしたら「ゆっくりフェロモンで一儲けしようとした企業が、彼を拉致って精液を搾り取ろうと送り込んできた刺客」だなんて誤解をされているかも知れない。 何故か知らないがそんな懸念を抱いた私は彼の警戒心を解く為に、出来るだけにこやかな笑みを浮かべて挨拶をした。 「こ・・・こんばんは、ゆっくりしていってね」 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 確かな文章力と優れた構成力に裏打ちされたレイパー氏の作品の中でもこの作品は特に魅力的だと思うんですよ その理由を考えてみると、この世界の人たちって日常を何となく想像できてしまうくらい存在感があるからじゃないかと 猫被って?瀟洒に振舞っている委員長とか、HENTAI要素を隠しきれていないボブとか もっとも、想像は出来たところで、真偽を知る術はレイパー氏に聞くしかないわけだし、あらゆる面で氏にかなわない以上、レイプになってしまうのは否めないわけですが ほんと、レイパーさん、ごべんなさい byゆっくりボールマン 【登場人物紹介】 お姉さん 初登場は『ゆっくりいじめ系749 現代ゆっくり』 ノリと勢いでゆっくりを10匹も飼う事になってしまった一人暮らしの女子大生 恐るべき酒豪で、お胸がドス級。ゆっくりに対してはかなりハイスペック みょん語等を解し、天性の飼育上手で、好かれ易いが生物学的には平凡な人間 口も性格もあまり良くないし、わりと容赦しないタイプなのに何故か懐かれる れいむ&まりさ 初登場は『ゆっくりいじめ系749 現代ゆっくり』 今作ではいらない子。若干頭が良い程度の平凡なゆっくりで六児の親 ただし、れいむはゆっくりながらもインターネッツを使いこなせたりする すいか 初登場は『ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか』 角にお酒が詰まっている。空気を吸い込むと半端なく膨らむ(曰くみっしんぐぱわー) かなりのテレビっ子で、ワイドショーやくだらない都市伝説が大好き みすたーゆんちぇいん 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 会社員。課長クラス。ゆめぇ丸を妊娠させた経験がある ゆっくりレイプに関しては右に出るものがいないが、世間的には真人間で通っている ボブ 初登場は『ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました?』 スラム育ちの巨漢の黒人男性。ゆっくりが大好物(二つの意味で)の変態 注:日本において単独でレイプを行うかどうかは微妙なところです 少女 初登場は『ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました?』 学校では成績はトップ、真面目で明るく、誰の相談にも乗る優しい素敵な委員長 しかし、優等生にも色々あるらしく、ゆっくりに八つ当たりすることがあるとかないとか 注:ぱちゅりぃに対する虐待?は『僕はこうして出会いました』の記述と矛盾します ぱちゅりぃ 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 胴体付きのゆっくりぱちゅりー。この種族の例に漏れずお馬鹿である 一時はみすたーゆんちぇいんの愛人だったこともあるが、現在は少女のペット きめぇ丸 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 人間との間に子どもをもうけた前代未聞のゆっくり。彼女もまたド変態 注:考えてみりゃ彼女がお姉さんに助言する動機は微塵もありません ゆっくりふらん 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 ゆっくり人間のペットと誤解されているが、実際にはゆっくり人間の恋ゆっくり 注:レイパー氏の作品世界においてゆっくりが単独で散歩するかどうかはわかりません ゆっくり人間 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 学生。思春期まっさかりの少年。実はゆっくりと人間のハーフだったりする ゆっくりに対してはかなりハイスペックな性能を有する
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2016.html
深夜の甘味 6KB 小ネタ 調理 短いです ※一度削除、再アップしました 女の子は甘い物が好きである。これは世の常識だ。 そして甘い物が好きな男の子も多い。 そう、例えばこの俺だ。 今もなにかこう、無性に甘い物が食べたくなったので、リビングの水槽の中かられいむを持ってきた。 着せてあった服は脱がせてある。――大体なんでゆっくりなんぞに服を着せる必要があるんだ? 「ゆゆう。れいみゅはもう、おねむだよう……」 俺の手に乗っているこいつは、妹が大事に大事に育てている子れいむだ。 妹はこいつの他にも何匹かゆっくりを飼っている。 それなりに育ったゆっくりを買ってくりゃいいものを、わざわざ小さい頃から面倒見るだなんて、何だってそんな酔狂なことをするのか俺には理解できない。 妹曰く、「小さい頃から知っている方が安心できる」んだそうだ。 そんなもんかねえ。 こんなモンに下手に愛着持っちゃって、人間として嫌な気分にならないのかよ。 「かわいい」とまで言ってんだぜ。信じらんねえわ。 ともあれ、妹の物は兄の――すなわち俺の物。これも世の常識だ。 俺は甘い物が食べたくなった。 家には妹が育てているゆっくりがいる。 だからそいつを俺が食べる。 どうだ、この見事な三段論法。文句あっか。 この寒い中、しかも深夜に、わざわざ甘い物買いに外出たくないってーの。 しかもこのれいむ。健康そうに育っていて、子ゆっくりとしてはちょうど今日あたりが食べ頃と見たぜ。 「すーや、すーや……むーにゃ、むーにゃ……」 俺の手の中で呑気に眠りこけているれいむを、石油ストーブの上に敷いてあるアルミホイルの上に乗せた。 そのまま食べてもいいけど、この時期は温めたゆっくりが定番だよな。 「……ゆ? にゃんだかあんよがあっちゃかいよ! ぽかぽかだよ! ぽーかぽー……ああああぢゅいいいいいいいい!!」 漫画を読みながら、ちょっと待つ。 「あんよがあぢゅいよおおおおおおお!! いぢゃいよおおおおおおお!!」 おお、鳴いてる鳴いてる。 ちなみに俺の部屋は防音がしっかりしているので、外にこの悲鳴が漏れることはない。 「おねえじゃん! おねえじゃん! たぢゅげでね!! かばいいれいみゅをだぢゅげでね!!」 はいはい。早寝早起きのお姉さんは、自分の部屋で寝てるよ。残念だったね。 さてと――お、あんよはいい塩梅に温まったな。 「れ、れいみゅ、おぞらをとんでるみだいいいい!」 このちょっぴり焦げてるのが、またいいんだよね。 「れいみゅのあんよがあああ……」 じゃあ次は、ひっくり返して、おつむの方を温めるとしようか。 とりあえずお飾りを外して、っと。あちちっ。 「れいみゅのすてきなおりぼんしゃん! かえちて……ああああぢゅいいいいいいい!! れいむのおづむがああああああああ!!」 うーん。飴細工の髪の毛が焼ける甘い香り! たまらないなあ。 早く焼けないかなあ、とばかりに、れいむの体を押しつける。 「やめぢぇえええええ!! おねえじゃん! どごにいるのおねえじゃん! れいみゅをだぢゅげでええええええ!!」 また妹に助けを求めてやがる。よく懐いてるんだなあ。 まったく、こんなにかわいがって、妹も何考えてんだか。趣味が悪いったらないぜ。 ――おっと。あまり温めてもまずいな。そろそろいいか。俺はれいむをストーブから下ろした。 「も、もうやぢゃあ……。れいみゅ、おうぢがえるうううう……」 あっちい! 火傷には注意しないとな。 ゆっくりを加熱していて火傷しましたなんて、格好悪くていけない。 「……ゆ? おにいしゃん、なにしゅるの? やめちぇね! やめちぇね!」 俺の口に運ばれる段になって、ようやくれいむは自分の運命を悟ったらしい。――よしよし。せいぜい鳴いてくれ。 では、いただきます。 俺はれいむのおつむをがぶりとかじった。ゆっくりと某ひよこ菓子は、頭からいくのが俺のこだわりだ。 「いぢゃいいいいいいい!! れいみゅのおつむがあああああああ!?」 うーん、うまうま! この、ほどよく温まった皮と餡子がたまらないね! そこに餡子とは違う髪の毛の甘味が加わって――やっぱり冬の甘味ったらコレだな! スイーツじゃなくて甘味と呼ぶ。これも俺のこだわりだ。 「やめちぇええええええ!! れいみゅのおつむたべないでええええええ!!」 そしてこのれいむの鳴き声。これがまた味のアクセントになるのよ。 やかましいからと口を塞いで黙らせたり、手っ取り早く殺してから食べる人もいるみたいだけど、俺に言わせりゃそれは素人だね。 悲鳴もゆっくりの味の内。これがないとやっぱり寂しいよ。 納豆やくさやなんかも確かに臭いけど、だからと言って臭わなかったら物足りないだろ? 「たちゅけてえええ……おねえしゃん、たしゅけてええええ……」 また妹に助けを求めてやがる。いい加減にあきらめろっての。 俺はれいむの体を口に入れた。 口の中に「もっちょゆっくちしちゃかった……」という声が響く。 うーむ。この断末魔も、ゆっくりを食す醍醐味だぜ。 こんなゆっくりを育ててくれた妹に感謝だ。 「なんで私のれいむを食べちゃったの!?」 「甘い物が食べたかったからだ!」 明けて今日、朝早くから妹に叩き起こされた。 そして説教を食らっている。もちろん、妹のれいむを食べちゃった件に関してだ。 「信じらんない! 私が精魂込めて育ててたって知ってるよね!?」 妹はちょっと涙目になっている。 さすがの俺にも罪悪感が芽生えるが、ここで折れては兄の面目に関わるのだ。 できるだけふんぞり返って言ってやる。 「精魂込めてっておまえ、たかがゆっくりにさあ」 その辺で買ってくりゃいいじゃねえかよ。 「素性がはっきりしていた方が安心できるでしょ!?」 「加工所製のでいいだろ。安全だぜ?」 「私は本物志向なの!」 けっ。何言ってんだか。 「だいたい、あのれいむ。夕べあたりがちょうど食べ頃だったぜ」 俺がそう言った瞬間、妹の目つきが恐く――いや、さっきから恐かったので、より凶悪になった。 「はあ? あんた今何て言った? ちょっともう一回言ってくれる?」 「い、いや、ちょうど食べ頃って……」 「食べ頃!? 夕べが!? 馬鹿なの? 死ぬの?」 「た、食べ頃に見えましたよ?」 つい敬語になってしまった。 「あんた、信っじらんないくらいド素人ね!」 妹は盛大に溜息をついて、 「食べ頃は明日の夜よ。そんなこともわかんないの?」 心底馬鹿にした目つきで俺を見て言った。 口喧嘩で妹に勝てる兄はいない。これは世の常識だ。 俺は今、妹のためにゆっくりを買いに走らされている。 妹サマは『最高級天然子れいむ(血統書付)』をご所望だそうだ。 「なんだって俺がこんな事を……」 つい口に出して愚痴ってしまうが、原因なんてわかりきっている。 妹が食用として大事に大事に育てていたれいむを、俺が食べてしまったからだ。 認めたくないが、まあ全面的に俺が悪い。 自称『本物志向』の妹は、めったに店売りのゆっくりを食べない。 なんでも「加工時の添加物や調味料がゆっくり本来の味を殺す」んだとさ。 この美味しんぼ気取りの女は自分でゆっくりを飼育しはじめた。 もちろん、自分で食べるためにだ。 でもあいつ、ペットにそうするように愛情たっぷりで育てるものだから、まあゆっくりに懐かれること懐かれること。 あの女ってば、一秒前まで自分を「おねえさん」なんて慕ってたゆっくりを笑顔で食うんだぜ! 趣味悪すぎだろ! ――まあいいや。そういう人は世界にごまんといるみたいだし、人様の食生活なんてとやかく言う物ではない。 ただ一つだけはっきりさせておきたい。 あの子れいむは夕べが食べ頃だった。 兄のプライドにかけて、そこは譲れないぜ。 (了) 作:藪あき 挿絵 byめーりんあき 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に ふたば系ゆっくりいじめ 715 下拵え ふたば系ゆっくりいじめ 729 ある日の公園で ~the Marisas and men~ ふたば系ゆっくりいじめ 740 彼女はそこにいた ふたば系ゆっくりいじめ 759 Eyes ふたば系ゆっくりいじめ 780 そして扉は閉ざされた ふたば系ゆっくりいじめ 921 藪の中から ふたば系ゆっくりいじめ 933 まりしゃのおうち 藪あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 愛で派かと思ったらまさかのスイーツだったwwwwww -- 2014-06-05 18 17 30 Oh~ -- 2013-07-10 15 22 56 愛で派だと思ったwww -- 2012-07-30 22 28 00 「ほんものしこう、だってさ。おお、こっけいこっけい。 たべごろさんのわかるかしこいおにいさんが めのくさったいもーとのかわりにたべてあげるよ! かんしゃしてね!」ってことだねー、わかるよー。 うわずみさんだけとっていくことにざいあくかんをかんじない あんこのうなゲスおにいさんをもっておねえさんもたいへんだねー。 -- 2012-02-04 20 26 01 お兄さんちょうど旬の焼きゆっくり2つ予約で -- 2012-01-08 11 52 15 はぁあああ!?甘味といったらゆっくりぃ!?何いってんのぉおおお!? 職人の手で作られたスイーツこそ至高にして究極なんじゃあああああ!! スイーツ侍なめんなぁああああああ!!! あ、店員さん焼きゆっくり一人前追加でお願いします。 -- 2011-11-08 10 52 35 食べ頃は明後日の夜でしたとさ。 -- 2011-09-29 07 02 10 バカ兄貴だな -- 2011-09-14 00 56 38 このお兄さん弱いよ! -- 2010-09-12 20 52 35 なにが本物志向だよ こういう馬鹿うぜぇ -- 2010-08-20 02 30 30
https://w.atwiki.jp/ekidash/pages/6352.html
ひごおおづ 九州旅客鉄道 熊本県菊池郡大津町大字室 JR豊肥本線(阿蘇高原線) 原水←→瀬田
https://w.atwiki.jp/you-matu/pages/18.html
@wikiへようこそ http //atwiki.jp/ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。